チリの鉱山落盤事故で地下坑道に閉じ込められた作業員が今日遂に救出作業が始まりました。
数ヶ月に渡り狭い地下空間に閉じ込められながらも正気でいられた事には正直に驚きますが、これも事故の直後からすぐに救助用ならびに生命&精神維持の為の物資を送る穴を掘り進める技術、その穴の到達目標を地上から探知できる捜索技術、その穴から地下と地上を繋ぐケーブルといった通信技術、また生命維持の食料を保存食ではなく生鮮食品を送れる容器に至るまですべて人類が開発・実用化している科学力のお陰としか言えません。
恐らく10年前でも全員救出は出来なかったでしょうね。
それに救出直前まで最後の一人が誰になるかもめてたらしいですがこれも「仲間を思う友情」などとメディアが持ち上げてますが実は「地下生活世界記録」でギネスに載ろうと密かに考えてたのが相当数いたようです。
友情だなんだって言っても救出後のTV出演とか手記発行(既に映画化なんて話もあるから版権とか)でこの先33人各々に収入格差が出てきたらそんなのは軽くすっ飛んでしまうのは目に見えますね。
それに救助活動に皆眼が行ってるけどこれって鉱山会社の責任問題じゃないの?ハンガリーの廃液流出は速攻で経営者がつるし上げられてるのに。
明日中には全員救助できそうだとのことです。そのことは素直に喜ばしい事ですがまさしくこれから色々大変ですね。
救助された33人の「友情」が事故起こした坑道の地盤の様に脆くない事を信じたいです。