むっちゃの部屋

日々感じたことを書いていきます。とりとめのない話ですが、暇な方はちょっと立ち止まって読んでみてください。

冬山実習より無事帰還

2008年01月18日 23時42分24秒 | Weblog
帰ってきました。
めちゃめちゃ寒かったです。めっちゃめちゃ疲れました。めちゃめちゃ楽しかったです。
1日目、昼間は短いコースでのスノートレッキングをしました。昔で言う「かんじき」のようなスノーシューというのを履いてやりました。滑らなくて、埋もれなくてけっこう歩きやすかったです。疲れましたけどね。で、宿泊先となるペンションに戻ってきてから、このペンションの裏庭に雪洞を作りました。かまくらが男女1つずつ、それと食事スペース1つです。かまくらはね、ある程度積もっているところにさらに雪を積み上げて、けっこうな山にします。そしたら、入り口から掘っていきます。入り口は風の侵入を防ぐため、できるだけ小さくします。そこから歩伏前進で入っていきます。中はどんどん削っていって、人が立ち上がっても大丈夫なようにします。なんか潰れそうな気がするんだけど、これが意外にもすごく丈夫なんです。保温性もバッチリでね。
 夕食は、食事スペースで火をたいて行いました。火をおこしてしまえば後は楽なんですが、おこすまでがたいへんなんですね。なんと言っても寒いんです。7時頃から準備を始めましたが、その時マイナス20度くらい。指も動きません。事前に火器類の操作の仕方を教わったはずなんですが、いざやるとなると、ほとんど覚えてないんですね。頭も動きませんでした。お湯もなかなか沸かないし、指の感覚がないから知らずに熱い鍋を触ってて、気が付いたらやけどしていたとかいろんなことが起こりました。食べ始めは9時ちょっと前でしたかね。でも、苦労しただけあって、とってもおいしかったですよ。みんなでかたまって、じっと火を見つめながらね。食事スペースは、地面に長方形の穴を掘って、その上にすだれをかけただけのもの。でも、とっても良かったな。
 そして、その後、就寝です。「まあ、普通は寝られないよ。」なんて言われてたもんだから、どんなもんかなと思ってましたが、それが意外にも快適なんですよ。僕は、一番奥だったので、風の進入もなく暖かかったんです。寝袋を2枚重ねて、その中に銀色のシートにくるまって入って寝たんですが、はっきり言って暑すぎるくらい。汗かいちゃった。まあ、ちょっと狭かったのと、地面がごつごつしていてちょっと痛かったのが難点でしたが、十分に熟睡できましたよ。僕らの班は全員寝れたんだって。すごいでしょ?とっても良い経験になりました。
 2日目は本格的スノートレッキング。スキー場のリフトを使って山の頂上に行きました。そこから、スキー場の反対側の森の中をスノーシューで降りてくるんです。これが怖いんだけど、でもおもしろいんだよね。雪がふわふわで、ズブズブ沈んでいくんです。なんか新鮮でした。一人で行ったら確実に迷って、遭難してますね。ガイドの方はすごいですね。雪が何メートルも積もっているから、夏場にはとても見られない木の上の方まで見えました。熊が登って、葉っぱを食べた食痕なんかも見られました。ものすごーく疲れましたが、これもいい経験だったな。
 その日の夜は、僕たちの班はペンションに泊まれました。交替なんですね。もうね、最高に快適でしたよ。1日目に苦しい思いをしてましたからね、暖かいし、お風呂に入れるし、食事は豪華でおいしいし、ベッドもあるしね。一度そこに入ったら、もう2度と出たくなくなっちゃいました。良かったなあ。
 今日は、最終日でスキーをやってきました。僕はね、12,13年くらい前に数回やった程度なんです。ボーゲン止まりで、リフトを何回も停めて、寒くて、本当に嫌いでした。でもね、今日やってみたら、意外や意外、なんとか滑れたんです。もちボーゲンですけどね。みんなもそんなにはうまくない子がほとんどだから、みんなで初心者コースでずっと滑ってました。登っては、すぐ降りてきてまた登り滑る。1セット10分ですかね。相当やりましたよ。ボーゲンからはなかなか抜け出せませんでしたけど、ちょっと自信はついたな。それに楽しかったです。まあ、森林破壊という意味で、おおっぴらに賛成はできませんが、楽しめたことは事実なんですけどね。
 本当に本当に疲れた3日間でした。でも、みんなとたくさん話せたし、そう滅多にできない体験ができたし、すごく良かったです。ソリのコースなんかも作って、みんなではしゃぐこともできたしね。夜は仕事や人生について語ることもできたし。とってもとっても楽しかった。充実してたという点で、1つの大きな収穫ではありますが、できれば今後に活きるようにしていきたいな。そして、雪国での生活の楽しさを知るとともにたいへんさもよくわかりました。これを頭の片隅において、やっていきたいなと思いました。本当に行って良かったです。