むっちゃの部屋

日々感じたことを書いていきます。とりとめのない話ですが、暇な方はちょっと立ち止まって読んでみてください。

クニオさん

2022年04月25日 00時53分27秒 | Weblog
 クニオさんが亡くなりました。お通夜に行ってきました。
 むっちゃぱあくのすぐ近くのビニールハウスでお仕事してました。最近、軽トラがないなと思ってたんですけどね。とっても残念です。
 クニオさんは会社員として定年退職までお仕事をされたのち、しばらく放置されていた実家の農地で農業を始めました。第二の人生ですね。私が知っている限りでは、野菜や野菜の苗などを育てて出荷していました。
 私がクニオさんに初めて会ったのは14年前です。むっちゃぱあくを始めるにあたり、農地を探していました。農業とは全く無縁の生活をしていたので、知り合いも全くいませんでした。話を聞こうと思ってたまたま入ったビニールハウスにいたのがクニオさんと奥さんでした。農業委員をしていた経験もあり、親身になって話を聞いてくれまして、貸してくれそうな方を何人か紹介してくれました。その中の一人の方がとってもいい方で貸してくれることになりました。そのおじいちゃんも亡くなっちゃいましたが。
 いざ借りることはできましたが、そこから先もわからないことだらけ。その度にクニオさんに聞きに行ってました。ビニールハウスの施工業者を紹介してもらったのもクニオさんです。むっちゃぱあくのシンボルのガチャポン井戸を掘ってくれたのもクニオさんです。野菜もいっぱいもらいました。何から何までお世話になりました。「クニオさんの紹介で来ました。」って言うと、とってもスムーズだったんですよね。
 早すぎる気はしますが、亡くなってしまったものはしょうがないです。私も亡くなった時、そんな風に思ってもらえるような生き方をしたいなと思いました。クニオさんのビニールハウスはどうなるのかな?たぶん、お子さんは農業やってないと思うんですけどね。もしかしたらクニオさんみたいに定年退職したら始めるかもしれないな。クニオさんがいないってことは、14年前の私みたいな人がむっちゃぱあくに来るかもしれない。ちゃんと親身になってあげられるように精進していきます。クニオさん、色々ありがとうございました。

卓球協会

2022年04月07日 02時15分58秒 | Weblog
 3月をもって卓球協会を抜けました。20年間くらい所属していたでしょうかね。主な仕事は卓球大会の準備や運営、卓球教室の開催などです。まあ最近はコロナの関係で活動できていなかったんですけどね。
 辞める理由としましては、やっぱりコロナが怖かったんですね。普段は一人で屋外で仕事してるから、全く心配はしていないんですけど、卓球の大会って人がすごいんですよね。何百人。しかも競技の性質上密室なんですよね。「こんなにたくさんいたら一人くらいいるだろうな。」とか思いまして。で、もし私が感染しちゃうと、仕事に行けないですよね。10日間くらい。濃厚接触者でも。そうすると、ニワトリは生きていけないですよね。水もエサもない。たまごの回収もできない。電気柵のチェックもできないし。おそらく野生生物に侵入されてとかになっちゃうのかなと。ここしか収入源はないですからね。
 それにコロナ対策としまして、それまで1日で開催していた大会を土日の2日間開催にしたんですが、やっぱりきついんですね。丸々2日間仕事ができないのは。ま、もちろん、試合の前の早朝と終わってからの夜にハウスに行って作業をするんですが、たまごも結構食べられちゃってる。長生きしてるコッコは知恵がついてきてるから、突いて割っちゃうんです。そうすると割れてないたまごも汚れちゃうし、それも突いてヒビが入ったりとか。お客さんが来たとしてももちろん留守なわけで。
 以前、アルバイトとかタクシードライバーを兼業していた時は、メインの収入がそっちだったりしたのであまり気にしていなかったんですが、今はこれだけなので、そうすると生活もできなくなっちゃうし。それにあまりも責任だなと。
 卓球が好きで協会に入りました。同じように卓球が好きな選手の皆さんが出場してくれます。より良い大会にしようと組合せを丁寧に作ったり、当日朝の駐車場係や台の準備、片付けスムーズな進行や多くの選手が賞品をもらえるように入賞を多くしたり。それが喜びでもありました。でも、それが過度になりすぎると自己犠牲になってしまいますし。
 今、考えると、私は協会に逃げていたんだと思います。協会に必要とされている、選手に必要とされている、自分じゃなきゃダメだ、卓球のためになどと勝手に考えまして、そのためにはニワトリの世話が後回しになってもしょうがないと。どっちが楽しいかって言ったら、それは大会です。運営も楽しいけど、上手な選手のプレーを目の前で見られるのも楽しいです。お昼ご飯も出前とかお弁当とか出ますしね。日当も少しはもらえるし。選手や協会の皆さんからは感謝されるでしょうけど、ニワトリは決してそうは思っていないですよね。
 ということで、逃げるのをやめました。たまごとしっかり向き合っていきます。土日もちゃんと居ます。コロナにかかるリスクをできるだけ減らします。地球を守るためにこの仕事を始めました。もっともっと発展させていきます。たまご屋を大きくするということではなく、地球のためにできることを探して、実践し、みんなに広げていきたいと思っています。これまで以上に頭を使ってやっていきます。
 協会は同じタイミングで会長も事務局長も交代となりました。ちょっとバタバタするかもしれませんが、もっと発展していくために頑張ってくれると思います。中の人は少しずつ変わりながらも、協会自体はさらに発展していくと思います。陰ながら応援させていただきます。長い間ありがとうございました。感謝。