わたしたちの住処をつくる記録

いえづくりについて、できごとと考えたことを記録しておきます

キヌカをぬってみた

2015-09-08 22:35:12 | 完成後
杉無垢の床塗装を行いました。
塗装といっても、素人でも扱いやすい定番の「キヌカ」。しみこませるオイルです。


やはりお金がないのと、DIYが好きなのもあって、自分たちで行うことにしたのですが、
いくら扱いやすいとはいえ、なかなか大変なところもありました。
上手く塗るにはどうしたらいいかいろいろ考えながらやっていたため、写真を撮るのをすっかりわすれ… 
レポートどころではありません。

キヌカのサイトの施工方法を見れば、とにかく塗りすぎに注意、と読めます。
塗りすぎるといつまでたっても乾かなかったり、油分の戻りが生じるようです。
ただでさえ、完全乾燥まで1か月はかかるということなので、今回はとにかく薄く塗ることを心がけました。
松井先生や田中さんによれば、キヌカは浸透力が高く、
巾木や柱に当たると、そこだけオイルを吸い込んで行ってしまい跡になるとのこと。
であれば、この際、壁際は割り切って塗らないこととし、マスキングを行いました。

そのうえで、二階は田中さんにお借りした「コテパケ」で塗りました。
が、作業量は少なくて済むものの、塗布量のコントロールが難しいと感じました。
そこで、1Fはキヌカ推奨のウエス塗としました。

ウエスにキヌカを十分しみこませたうえでギュッと絞り、
最初から最後までなるべく同じ調子でサッと塗る方式としました。
ちょっとした力の入れ具合などで、キヌカの浸透に大きな差が出て「ムラ」になります。
乾けば目立たないということですが、なかなか均等に塗ってゆくのは難しいのです。
たぶんこのムラを消そうとすればするほど、二重三重に塗り重ねてゆくことになり、
結果的には塗りすぎになるのではないか、と感じましたので、あまりこだわらずどんどんサッサと塗ってゆきました。
今日は仕事後のキヌカ塗り、しかもこの塗る動作は結構息が切れしんどい作業です。
しかし実家の両親が手伝ってくれたおかげで、時間的には相当早く済みました。
家全体(30坪弱)を塗る終えるのに、正味4時間。延べ3日。
休みの日なら十分一日でできます。

塗布量のコントロールが難しいキヌカですが、素人にとって扱いやすのは、
オイルが非常にサラサラしているというところ。
床にキヌカが垂れてしまったり、キヌカのついた手でうっかり白木部分を触ってしまうと、
どんどん吸ってそこだけ跡になってしまうので、そういうところは取扱い要注意。
しかし、素手で扱っても全く不快感がなく、中性洗剤で簡単に洗え、なおかつ手がしっとりすべすべになります。
塗料というのはだいたい道具の手入れが難しく面倒なことがほとんどなのですが、
キヌカはまったく気を使う必要がありません。
有機溶剤が使われていないため、においなく換気も不要。
これまで、子供のころのミニ四駆やラジコンから始まって、車のパーツの塗装まで自分でやってきた私は、
この扱いやすさに感心しました。

写真であらためて見ると、塗布したところはすこし光沢がでているようです。

写真中央付近に真鍮Vレールが見えます。その向こうが塗ってある部分

ちょっと薄くしすぎたかとも感じます。
薄いぐらいからおいおい様子見ながら調整していったほうがいいだろうという判断です。
しかし、全体的にきれいなまま仕上がってくれ、ほっとしています。
そして、思いのほか早く終えられたこと、実家の両親に感謝です。



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