古代ペルシャ帝国の第三王子ダスタン(ジェイク・ギレンホール)は二人の兄と違い、王の血はつながっていなかったが、王が子供の頃に将来を見越して養子にしたのだった。彼は兄や叔父(ベン・キングズレー)と聖なる都アラムートを征服した。だが、戦勝の宴でダスタンが贈った法衣を着た王が、毒により死んでしまう。ダスタンに嫌疑がかけられるが、アラムートの王女タミーナ(ジェマ・アータートン)の手引きで逃げることができた。ダスタンは無実を証明するため、短剣を持ってタミーナと共に旅に出ることになる。その短剣には時間の砂が入っていて、時間を逆戻しできるパワーがあった。
「パイレーツ・カリビアン」シリーズのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが製作を手掛け、監督は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のマイク・ニューエル。
ギレンホールの暑苦しい顔が果たしてこの手の歴史アクションにはまるのだろうか、疑問だったが、まあまあの出来だ。かなり体を鍛えて、ワイヤーアクションもあり、 ひ弱な印象をぬぐっている。ディズニー映画的ではある。展開やアクションシーンはどこかで見たような既視感に囚われるが、そこそこ楽しめる。