荒井山から

札幌は荒井山に家がある。東京-札幌-旭川-富良野-札幌と異動。室蘭を経て札幌へ。江別に行きまた戻った。もうすぐ退社だ。

すげえぜ!おじいちゃんおばあちゃん

2008年12月31日 18時00分12秒 | 映画

「ヤング@ハー1007035_01ト」31日、シネカノン有楽町2

 米・マサチューセッツ州の小さな003  町ノーサンプトン。平均年齢80歳という男女で構成されたコーラス隊「ヤング@ハート」はロックを中心に歌う。海外公演も成功させてきた。コンサート前の6週間を密着する。92歳になるアイリーン・ホールはビートルズやローリングストーンズと一緒にザ・クラッシュも好きだという。またジェームズ・ブラウンの「I Feel Good」を歌うスタン・ゴールドマンは脊髄狭窄を患う77歳。歌詞を何度も間違えるがめげないでやり遂げる。

 1982年創立というグループはボブ・シルマンの指導の下、2008年当時で13人のメンバーを擁する。72歳から88歳。もちろん創設当時のメンバーはいないが、エネルギーは脈々と受け継がれているという。途中、レニー・フォンティンら二人のメンバーが亡くな002る。その悲しみに耐え、歌う姿が見る者の心を揺さぶる。年は取っても、心が若ければ大丈夫だ。病気はなかなか克服しにくいけどね。スティーブン・ウォーカー監督の英国のドキュメンタリータッチの映画だ。

 今年を締めくくる映画にふさわしい。元気づけられました。 


今年もいろいろ

2008年12月30日 22時07分43秒 | 

  今年の書き忘れ081011_013081103_001081103_008

10月4日。サッポロファクトリー。アイスクリームファクト081103_004リー。娘と映画を観た後、行きました。

10月24-26日、札幌に帰っ て。

そば屋「ふうび」は大通駅に直結する新大通ビル地下にある。かき揚081103_007げ天ざる。

ラーメン屋。家族とは白樺山荘山の手店に行った。ラッキー山の081103_006手店の前、山の手1条6丁目。私はどうも感心しなかった。醤油味だったが味がない。すごくおいしそうだったんだけどね。

舌がおかしいのかもとさえ思ったが、味噌はまあまあだったんで、舌のせいではない。店は混んでいて、まあ、ラーメンは好きずきだから。ニラ饅頭は美味しかった。ゆで卵が無料とは気前がいい。081103_005

「ビバスパゲッティー富士山」南3西1。なかなかうまかった。サクラだったかな。わかもとなどの胃腸薬も完備。081103_009

最近、この手のB級グルメ店のうまさが浸透したのか、特別セールだったのか、結構人気になって、列をなしていたのを見た。

焼き鳥屋「一平」。狸小路4。もちろんここは「しろ」の馬鹿うまい店だ。そのほか鳥皮の唐揚げなんかもいける。

12月26日。ニコニコ。新橋。何回かお世話になっている。モツ煮込みがうまい。この日は同僚と酒も飲まず、ウーロン茶で。年末は色々ありましたが、これからもニコニコしていきましょう。

081224_005豆腐。い080930_007ろいろ種類があるね。男前豆腐の男の三連チャン。それにとろっとろ081022_025というくみ上げ豆腐みたいなもの。後者はいま081103_010 いちだったが。081022_030_2


ついてない日の応援歌

2008年12月30日 00時30分15秒 | 音楽

P3606mid_2  「ダニエル・パウター」

28日夜、会社でNHKをみていたら、ダニエル・パウターが出ていた。カナダ出身のピアノ・マンだ。834mid「Under The Radar」という二枚目のCDの1曲目「Best Of Me」を歌っていた。ちょっと顔が怖い感じもするんだけど。声は裏声も使えるし、なかなか歌詞もいい。

1枚目のアルバムは「daniel powter」だが、「bad day」が大ヒットした。「ついてない日の応援歌」という副題が日本盤ではついている。今年ももう終わりだが、最近はこんな曲に勇気づけられる。

「青空を独り占めするような休みが必要だよ 君には ただ問題はみんなが君の話を笑って聞いていること そんなに頑張らなくてもいいんだよ」P4853mid

「時には世の中がおかしくなって 何もかも裏目に出ることがある 取り返しがつかないかもしれないし 何とかうまくいくかもしれない」

「今日はついていなかっただけ ただそれだけのことさ」 

というわけだ。現実は確かになかなか変わらない。時計の針も逆に回せないんだよ。こういう歌を聴きながら、心を軽くできれば、それはそれでいいじゃない。


1951年のリメイク版

2008年12月30日 00時11分22秒 | 映画

「地球が制止009_2する日」29日夜、TOHOシネマズ錦糸町

 宇宙生物学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)は一人息子のジ005ェイコブ(ジェイデン・スミス)を置き去りして、政府から緊急招集される。数時間後に時速3万キロの惑星が地球に、それもマンハッタンに墜ちるのだという。だが、それは光る球体だったが急にスピードを緩め、ゆっくりと地面に降りた。そこから突然、宇宙からの使者が地球に降り立った。使者は撃たれ、手術される。クラトゥ(キアヌ・リーブ ス)と名1006949_01   乗る彼は「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と言う。大型ロボットの「ゴート」は軍隊の攻撃にびくともしない。そして金属で出来たハエのようなものが鉄から何からを消してしまい、それは砂嵐のように大群となって町を襲って、あらゆる物を消し去ってしまった。

 ロバート・ワイズ監督により1951年に製作された「地球の制止003する日」をリメイクした。ワイズ版でのクラトゥは温かい人柄で、人類に核兵器の放棄を要求したが、今回は非常に冷徹な性格を持ち、環境破壊への警 告というように、時代を映したリメイクだ。監督006は「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン。国防長官役にキャシー・ベイツ。

 地球は人間だけの物ではない。こういうメッセージをクラトゥは投げ008掛ける。「チャンスをください」とヘレンは懇願する。もともとクラトゥは、20世紀初めにカラコルム山脈で登山家の体に宿った。光る球体を触った瞬間、入り込んだのだ。それ以来、21世紀になるまでの約100年間、地球を痛めつけてきた人間を見続けてきたわけだ。途中、仲間と会いその仲間は「人間にも良いところはある」と命と引き替えに地球にとどまることを伝える。ほっとするようなシーンではあるが、果 たしてチャンスは生かせるのだろうか。


猫のようにいなくなる夏目

2008年12月30日 00時09分40秒 | 映画

081224_2  「時代屋の女房」29日、浅草名画座

1983年、松竹。渡瀬恒彦、夏目雅子、大坂志郎、津川雅彦、森D111953371崎東監督

 東京の大井の骨董屋「時代屋」は、三十五歳で独り者の安さん(渡瀬)が営んでいる。ある日、野良猫を抱え、銀色の日傘をさした、真弓(夏目)がやって来て、そのまま店に居ついてしまう。一緒に暮すようになっても、安さんは真弓の過去聞こうともしない。真弓はちょっと家を出ていくと言ったっきり、なかなか戻ってこなかった。飲み屋とん吉では、経営者夫婦(藤木悠、藤田弓子)のほか喫茶店サンライズのマスター(津川)やクリニーング屋の今井さん(大坂)が安さんといろい ろ心配していた。ある日、今井さんの奥さんが売りにきた古いトランクから昭和十一年二月二十六日の日付の古切符が出てきた。四十七年前、今井さんが駆け落ちしようとして連れ戻され、使わなかった切符だった。そして真弓がいない間に、安さんは真弓に似ている美郷(二役)という女と知り合い、関係を結ぶ。彼女は東北の郷里に戻って結婚しようとしていた。マスターは店を閉めることになり、知人の喫茶店で使ってもらおうと小樽へ出ることになった。そこにマスター宛に美郷から電話があり「のぞきからくりが売り物になった」とだけ伝えられた。安さんとマスターは一緒に車で岩手へ旅に出る。 081224_4

 第87回直木賞を受賞081224_11 した村松友視の同名小説の 映画化。脚本は荒井晴彦、長尾啓司、森崎東の共同執筆。小樽の喫茶店は海猫屋だ。猫の名前はアブさん。猫のように入ってくる夏目雅子は鮮烈な印象を残す。いなくなるときも猫のようにふっと。 安さんと父親、朝丘雪路扮するその後妻の描き方が、少々思わせぶりなんだが、よく分からなかった。いやよく分からなくて良いのかも。沖田浩之の登場もそうだし。まあ、夢のような映画ということか。飲み屋の描き方がいいね。ああいう飲み屋が近くにあるといいだろうな。2年後には「時代屋の女房2」というのも公開された。

「赤い夕陽の081224_3渡り鳥」1960年、日 活

小林旭 、浅丘ルリ子、宍戸錠、斎藤武市監督081224_10

 滝伸次(小林)は馬に乗って会津磐梯山の麓に現われ、越谷大造(大坂志郎)の息子信夫が山道から落奪われる。野性的な女マキ (白木マリ)に放火の疑いをかけた政を今度は伸次が救った。温泉町のキャバレーオハラでチンピラをやっつけた伸次は、マダム(楠侑子)が越谷と一緒にいた女あけみであることを知った。賭場で五十万の穴をあけた政に伸次が挑み、イカサマを見破った。政は東京で親分を裏切ったあけみを殺すために来たのだった。牧場主として弟浩と経営する靖子(浅丘)が東京から帰って来た。マキは父親が焼死したのはホテル建設のため牧場買収を企らむ081224_12小芝(近藤宏)の仕業だと靖子に訴えた。 081224_8

 山崎巌と大川久男が脚色。宍戸錠があごひげを生やしている。こんな感じなちていたのを救った。その際、ハジキの政(宍戸)に馬をらほおをふくらませなくてもよかったんではないか。十分行ける。ルパン三世の次元大介のようだ。キャバレーの下でやるカードで、旭と錠が対決するのだが、手元のアップを多発して、華麗なカードテクニックを披露する。

「河内風土081224記 おいろけ繁盛記」1963年、東 幸三監督

 河内平野の中野で、後家のお久仁(園佳也子)081224_5の家には、ブラシ工場主の豚の毛はんがこっそり通い、中風で寝ているお品は嫁をほしがる馬鹿息子のパア太郎(芥川一郎)と口論がたえない。井尻先生(フランキー)の教え子翠(田村奈己)は、理髪店で働いているが、常連のブローカーの黄(天王寺虎之助)、セールスマンの良松(南都雄二)、八百屋の視爺村雲(遠藤辰雄)などは、彼女に好色な眼をむけている。天台院の今野東吾和尚(進藤英太郎)の敷地に医院が開院した。女医の椿菊子(池内)は美人だが、産婆のおりん(浪速千栄子)や伊之助親分(伴)らが反対を表明する。

 「おいろけ」というのがどういうものかと思えば、081224_7   何とも関西的な開けっぴろげ、本音の下ネタが横溢する。藤木悠が池内淳子に強引に迫るなんて、今ならこんな映画出来ないという感じもするけど。人権なんて081224_6これっぽちもない感じだが。それにしてもこの手の映画では、フランキー堺はなぜかもてるよなあ。今東光を連想させる和尚も登場する。


槍でひと突き千恵蔵

2008年12月28日 01時23分20秒 | 映画

「大20071204067cc00067viewrsz140x菩薩峠 第二部」27日、浅草名画座

1958年、東映。片岡千恵蔵、中村錦之助、月形龍之介、内田吐夢監督

 宇津木兵馬(中村)に追われ、紀州竜神の池の近くで今は失明の身となったを机竜之助(片岡)。お豊(長谷川裕見子)に助けられる。竜之介との仲を疑い、問い質す亭主金蔵。竜之介は金蔵を斬り、伊勢古市に身をかくした。お豊は旅篭備前屋に住み込み、竜之助の治療費をかせ ごうとするが、折しも宿泊した悪旗本神尾主膳Daibosatu2_320240_s1 (山形勲)に体を奪われ、自害した。その遺書をあずかった芸人娘お玉(星美智子)が、竜之助をたずねて出発しようとした朝、愛犬ムクがくわえているのは主膳の印篭。犯人と間違えられて追われる彼女を助けたのは猿のような曲芸師米友(加賀邦男)であった。竜之介は侍たちを殺し、倒れていたところをお徳(木暮実千代)に助けられる。心と体をいやしていたところ、婚礼の郷 士の息子が主膳に嫌がContents_xlらせを受け、拷問されていた。お徳から助けるように求められた竜之介は槍で主膳の手下をやっつける。そして、主膳に召し抱えられる。それは駒井能登守を討つことだった。

 猪股勝人、柴英三郎の共同脚色、撮影は三木滋人とスタッフは第一部と同じ。ほかに東千代之介、木暮実千代が新しく加わる。

目が見えなくても、妖剣はますます冴える。この辺りの雰囲気は第一部と比べやっと千恵蔵に合ってきた。槍を一刺し、相手ののどを突くシーンは凄みと美しさ、冷徹さが醸し出される。一滴も躊躇のなさ。素晴らしい。

「馬鹿まるだし」1964年、松竹

ハナ肇、犬塚弘081229_001、桑野みゆき、 渥美清、山田洋次監督081229_004

 シベリヤ帰りの松本安五郎(ハナ )は、瀬戸内の町の浄念寺にころがりこんだ。若くて美しい住職(花沢徳衛)の息子の妻夏子(桑野)に安五郎はひそかに恋慕していた。町会議長の主水屋(三井弘次)の娘を拐かした町の劇場に出演中の怪力男を負かし、安五郎の人気は高まった。安五郎には乾分(犬塚弘)も出来、一軒の家を構えた。そして町工場に労働争議が起き、煙突男(桜井センリ)が賃上げを要求した。安五郎は赤木会長(小沢栄太郎)に面談し、工員の要求を貫撤させた。夏子にほめてもらいたい一心でもあったのだが。そ のうち夏子との間が噂となり浄閑寺への出入りが禁止された。ある日ダイナマイトを持った脱獄囚の三人組が辰巳屋の静子を誘拐して裏山に逃げた。日之出巡査(長門勇)らが追ったDa696_lが、ダイナマイトを投げつけ、警察はあてに081229_003ならなかった。安五郎が立ち上がり、夏子に引き留められたが、裏山に行き静子を救ったが、その足元でダイナマイトが爆発し、両眼を失った。それから二年後、夏子の再婚が決まった。

 藤原審爾原作「庭にひともと白木蓮」を加藤泰と山田洋次が共同で脚色。撮影はこのとき新人の高羽哲夫。劇中に「無法松の一生」の芝居がかかる。一生懸命に見る安五郎の姿があった。まるでこれを地でいくような話だ。寅さんの前身の「馬鹿」シリーズ第一弾。

渥美清も焼き餅焼きの万やん役でちょっと顔を出す。そのほか藤山寛美も。最後に寺の息子役で植木等も本物(当たり前だが)の住職役で出てくる。 石橋エータローも先生役、安田伸も婚約者を拉致されるエリート社員役で登場。

「相棒 劇場版081229_0022008年、東映

水谷豊、寺脇康文、津川雅彦、西田敏行、和泉聖治監督

 謎の記号が現場に残される殺人事件。記号をチェスの棋譜と見破った警視庁特命係の杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇)は独自の捜査で、被害者全員に連絡を取っていた少女やよいを割り出した。やよいへの取り調べは弁護士によって阻止され、捜査は行き詰まる。右京は事件081229_007に関連するサイトの管理人とメール交換によるチェス勝負に挑んだ。

「絶体絶命!42・195キロ 東 京ビッグシティマラソン」という副題も付いている。正直に言うと、途中寝てしまった。私には面白 くなかった。気の利いた会話がない。どうも水谷のこういう役は荒ぶる少年の姿を出せとはいわないが、どうも好きになれない。ここまでは人の好き嫌い。だがそれ以上にストーリーに無理というか、強引さが目立ち、リアリティーに欠けて楽しめないのだ。売れているんだろうけど、私の感性には合わない。粗は探したくはないんだけど。テレビ局の絡ん081229_008だ映画版では「踊る-」の方が断然面白い。テレビ081229_006_4局せいなのか、東映のせいなのかよく分からないけどね。


先に行こう

2008年12月25日 02時08分38秒 | 映画

「少年の日の思い出」24日、日比谷図書館

ユーゴスラビア作、55分。
 主人公は元パルチザンの帰還兵(ドラガン・ニコリッチ)。ドイツ兵捕虜ショーペンハウエル(!)を連れて、村の小学校の教師として赴任した。戦争で儲けた嫌われ者の経営者が生徒の祖父で、生徒が嘆き悲しむので、人民裁判で助ける。そのお礼に来たのがブタで、学校で飼うことに。小さな子供が先生の家の前に置き去りにされ、みんなで育てる。先生のおばちゃんが生きていて村にやってくると連絡があったが、人違いだった。やってきたおばあちゃんはまもなく亡くなる。そして、先生は結婚をする…。

 第二次世界大戦の末期の1944年ごろだろうか、淡々と当時の村の学校の様子が描かれる。口癖は「先に行こう」だった。結婚式では日本の原子爆弾の話が語られていた。面白かったのは豚の話。やがて大きく育った豚は食べることになる。みんながおなかを空かせていて、やむを得ないが、みんな泣き叫ぶ。これで作ったソーセージは美味しそうに食べるのだが。これは最近の日本映画の題材かのようだ。人間同士が、先生と生徒が濃密な関係にあり、互いを信頼していた時代だった。そこには貧しくても、敬う心があった幸せな時代だったとも言える。第14回モスクワ映画祭・銀賞受賞。

「冬の朝」ソ連、60分

 第二次世界大戦、ドイツ軍の包囲と空襲にさらされた厳寒のレニングラード。空襲警報が鳴る中、アパートから置き去りにされていた三歳の男の子が大家さんに抱きかかえられて、女の子に渡される。その大家さんはアパートごと爆撃され死んでしまう。その少女は子供を抱えて途方に暮れる。あるアパートを紹介されるが、そこはストーブがなかった。だが何とか頼み込みストーブを作ってもらう。そしてある時、妻子を探しに大尉がレニングラードに戻る。だがそこには妻子の姿がなかった。原隊に戻ろうとする大尉に近道を教える少女。服が破れ繕ってあげる。大尉は缶詰をお礼にくれた。しばらくたって、大尉はけがをして病院に運ばれる。そこで働く少女。大尉は弟を連れてくるように頼み、弟がやってきたとき、妻が亡くなったことを知る。体が癒えて原隊復帰するとき、少女と弟と路面電車に乗り、落ち合う橋付近へ。そこで覚えていた言葉を放つ弟。その時、大尉ははじめて自分の息子だと知る。

 とにかく寒そうなレニングラード。食料も配給で、子供だけでは大変だ。周囲の親切な大人に助けられる。この辺りはソ連映画のプロパガンダかも知れないが。自分の子供と知る大尉が、少女も娘として育てる決心をする言葉を発したのは感動的ではある。

 以上二作は日比谷公園にある図書館で無料上映された。二週間前には「真昼の暗黒」がやっていたらしく、これは見たかったけど。こういう珍しい映画が見れるのはなかなかいいね。


迷ったら立ち食いそば

2008年12月24日 00時46分45秒 | 

  「あずみ」21日、081224_020_2新橋2-17-14

 新橋駅のSL広場に面した所にある立ち食いそばだ。濃いめのつゆに、柔らかな麺。もっと固い方が好きだけど仕方ないか。鴨入りのそば480円だったかな。鴨がうまい。あったまるよなあ。ここは意外と狭いけど、評判は悪くなさそうだ。休日で下手な店に行くよりは立ち食いの方が安全かも知れない。


羽子板

2008年12月24日 00時38分05秒 | 日記・エッセイ・コラム

081224_013081224_012  081224_011羽子板市」18日

 羽子板市が浅草寺境内で3日間あった。なかなかの人出で、私も子供に買い求めた。大きなのはさすがに高かったので、 小さいのを手にして、20センチぐらいのものだろうか。色は紺が鮮やかなのを選んで。値段は5000円でした。まあ、記念というか、気は心です。千社 081224_019  札もおまけにもらった。

 ついでに、一年の081224_018_2感謝などを祈って、賽銭を投げ入れた。

 ああ、もうすぐ081224_015081224_010月ですね。


休日の店選びは難しい

2008年12月24日 00時34分22秒 | 

081224_043 081224_044   「南国亭」23日虎ノ門1-16-6

 休日ともなると、店もなかなか開いていないが、たまたま開いていたので入ってみた。食べ放題なんかやっている中華の店だ。四川のコックが作るらしい。ランチは798円均一。焼きそばと半チャーハンのセットを注文。焼きそばは一見うまそうだったが、うーん、塩気も少なく、パンチ不足。しょう油を少し掛けてしまった。具は一見豊富なのだが。やたら白菜が多く、残すのもかわいそうで全部食べたが。半チャーハンは鮭チャーハン。珍しい。しかも器がご飯茶081224_040碗みたいなのに入っていた。見た目はピンクできれいだ。うーんちょっと生臭さが。まずくはないが、すごくおいしいとはとても思えない。スープはおかゆのようなとろみがある。ぬるい。総評的には絶対駄目というわけでもないが、申し訳ないが、褒め言葉はない。店はきれいだけどね。でも靴を通した床の感触が油っぽい。名前も出して恐縮ですがやっぱり褒められませんね。食べて食べられない訳じゃないけど。きっとこの日が悪いんだろう。

 たまたま入ったん081224_041_2 で、実は誰もいなかった。繁盛していないわけでもなさそうだが、休日の午後1時半のダルな雰囲気そのままの味だ。広い店で夜は悪くなさそうだが、この日は店員がぺちゃぺちゃしゃべっていた。まあ、こういう日もあるよなあ。一食無駄にしたか後悔が頭をよぎるが、選んだのは自分だしね。


見事な心理描写

2008年12月24日 00時10分14秒 | 映画

「つぐない」23日、新橋文化劇場1006578_011006578_03

キーラ・ナイトレイ、ジェ イムズ・マカヴォイ。

 第二次世界大戦前夜の夏のイングランド。上流階級の官僚の娘で未来の小説家を目指す13歳のブライ  オニー(シーアシャ・ローナン)は、使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)を密かに慕っていた。大学を卒業したばかりの姉セシーリア(キーラ・ナイトレイ)はロビーを遠ざけていたが、互いに意識していた。ブライオニーは二人の関係を察知し、ロビーに言いしれぬ嫌悪感を抱く。遊びに来ていた双子がいなくなり、みんなで探していたと き、事件が起こり、ブラ004イオニーの嘘の006証言ロビーは逮捕される。二人は引き裂かれ、過ちの重さにブライオニーは悩むが、すでにその時は第二次世界大戦が始まっていた。

 イアン・マキューアンのベストセラー「贖罪」が原作。監督はジョー・ライト。第80回アカデミー賞作曲賞受賞したほど、タイプライターの 音などうまくつかって盛り上げている。

 予告編で十分想像できたのだが、最後にブライオニーが老境に達してどうしたかが最大のポ007イントだ。ここが肝心。キーラ・ナイトレイは相変わらずきれいだが、ジェームズ・マカヴォイってどうもよく分からなかった。この作品でよく観察できたが、どうも好1006578_02きになりにくい顔の造作だ。時々シーンが違う視点で繰り返され、なるほどそうなっているのかと理解を助ける。なかなか面白い仕組みだ。ロビーがイギリスに帰ろうと、フランスの海岸に着いた際、仲間と海岸をうろつく。そのシーンはここぞとばかりの長回しだ。これは凄い。イギリス風の心理劇を十分見せつつ、戦争の悲惨さを克明に描く。ジョー・ライトの得意な描き方にせよ、なかなかの英国映画の深さに、感動を覚える。

「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」

トム・ハンクス、 ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン

下院議員チャーリー(トム・1005348_01_2ハンクス)は、酒と女が好きなテキサス出身のお気楽な政治家。しかし、国際政治に興味を持ち、ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンを気にしていた。国防歳出003  小委員会がアフガニスタン支援に500万ドルしか用意していない事を知ると、委員会のメンバーである彼は、予算を倍にするよう指示する。そこに、テキサスで6番目の富豪で、反共産主義者のジョアン(ジュリア・ロバーツ)が目をつけ、アフガニスタンを救うよう彼に訴え、パキスタンの首相に会うように話をつけた。チャーリーはアフガニスタンにも行き、難民キャンプでソ連から銃撃や地雷で被害を受けた人々に会う。帰国すると、CIA捜査官のガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)と支援について意見を交わす。

 チャーリーの秘書役にエイミー・アダムス。監督は名匠マイク・ニコルズ。本物の話がベースになっているそうで、最後に教育を施すため、学校建設にためにカネを出004すように主張するが、適わなかった。表彰さえされて、一躍ヒーローになるが、国際政治はやはり複雑で、アフガニスタンには多くのテロリストが入り始めたとガストは言う。その複雑さはあるにせよ、キャンディーに見せかけた爆発物で手足を失った子供たちの姿、本当に痛々し002い。まあ、アメリカの深さとばかばかしさの両方を描いたわけだが、いろいろ考えさせられる。行動という部分においては、この実行力はさすが米国でもあるし、CIAの動きも、これまたアメリカだけど。シーモア・ホフマンはやはりうまい。 


月島の老舗で

2008年12月23日 01時34分46秒 | 

081224_039_2 081224_032 081224_033 「こんどう」22日夜 中央区月島3-12-10

 社内の仲間たち計12人で、もんじゃパーティー。場所は月島、老舗の「こんどう」1号店。なかなかの混雑ぶりだ。明太子やベビースターラーメン入りなどのほか、カレー味、コチジャン入りなどいろいろな種類を注文。お好み焼きやイカ焼きなどもあった。三つのテーブルに各4人。それぞれ奉行がいて、こてを上手に動かしていました。私はウーロン茶3杯で手持ちぶさたというが、所在なげだったが、参加者は大いに満足したようでした。ちなみに上のもんじゃはオーストラリア型です。


錦之助内蔵助

2008年12月23日 01時34分11秒 | 映画

  「赤穂城081224_023断絶」22日、浅草名画座

1978年、萬屋錦之介、金子信雄、西郷輝彦、深作欣二監督081224_024

 あらす じは省略しても良いだろう。元禄14年3月、浅野内匠頭長矩が吉良上野介を斬りつけ、即刻切腹に。翌年12月14日、赤穂浪士四十七人が吉良邸へ討入る。そして翌16年2月4日、それぞれが切腹する。

gooの説明によると、これは25回目の映 画化だという。原作・脚本は高田宏治。

 配役は大石内蔵助が萬屋錦之助、大野九郎兵衛が藤岡琢也、堀部安兵衛が峰岸徹、不081224_031破数右衛門が千葉真一、橋本平左衛門が近藤正臣、そのほか、森田健作、加藤嘉、寺田農、藤巻潤、芦田伸介、浅野内匠頭が西郷輝彦、吉良が金子信雄、柳沢吉保081224_025が丹波哲郎、天津敏、成田三樹夫、三田佳子、岡田茉莉 子、三船敏郎、松方弘樹など。

 割とオーソドックスな描き方だが、元々野に下っていて駆けつけたような千葉真一の登場がちょっと面白い気もする。

「修羅の群れ」1984年、東映

松方弘樹、鶴田浩二、菅原文太、山下耕作監督

  昭和8年の冬。雪の舞う横浜の吉岡道場を加東伝三郎(丹波哲郎)が訪ねてきた。そこで柔道を習う稲原龍二(松方)は加東の若い衆になることに決めた。明大出のインテリながら博奕で身を滅ぼした父の仇をとるためだった。加東一家の兄貴分横山新二郎(鶴田)が仁侠道を龍二に教えた。龍二は海岸でチンピラにからまれている中田雪子(酒井和歌子)を助け た。昭和15年、二人は結婚した。同19年、勤労奉仕で御殿場に出かけた龍二Syurasは、伝三郎の兄弟分、横浜笹岡一家の桐原銀一郎とことを起こしてしまう。しかも081224_027 、横浜四天王の一人、鶴岡政次郎(若山冨三郎)の目前だった。だが鶴岡は、弱い人間をかばって喧嘩した龍二を見込んで、身柄をあずかることになった。戦後、湯河原の賭場で無法をは  らいた海軍復員兵の長谷部(木之元亮)と森谷(清水健太郎)が龍二の貫禄に惚れ、若 い衆になった。更に、モロッコの辰(北島三郎)、井沢輝一(菅原)という愚連隊あがりの暴れ者も舎弟分となった。そして昭和24年、熱海の山崎一家石井光之助親分の跡目を継ぎ、稲原組がうぶ声をあげた。稲原組は熱海を制覇し、小田原、横浜、静岡へと進攻、組員も増えた。龍二の人種差別しない心に感動した韓国人の山村修道(張本勲)、田上圭(小林繁)のほか、石河隆司081224_030(北大路欣也)も身内となった。特に石河はモロッコの辰が命がけで誘った。だが井沢の独断専行が目にあまるようになった。横山は彼を破門せよと迫り、龍二は断腸の思いでこれに従った。

 原作は「週刊アサヒ芸能」連載の大下英治の同名小Syuranomure320240_s1説。村尾昭が脚本。モデルは稲川会総裁、稲川角二で、2002年にもリメイク版が作られている。松方弘樹の単独主演による本格的仁侠映画はこれが初めてかも知れない。よって共演者も豪華だけど、文太が松方から「おい」呼ばわりされてしまうのはどうだろう。それも跳ねっ返りだものなあ。モロッコの辰ことサブちゃんが自分の命と引き替えに北大路欣也を仲間に入れる。泣かせる。豪華共演だが拡散してしまい、見終わると、これも格好いいタイトルの迫力に追いつかない感じ。それにしても東映だから張本は分からないでもないが、小林繁が出るのはどうなんでしょう。酒井和歌子の「ニイタカ081224_028ヤマキャラメル」という売り子の帽子が映えていた。

「三十六人の乗客」1957年、東宝

小泉博、志村喬、淡路恵 子、千秋実、扇千景、杉江敏男監督

 クリスマスイブに300万円の強盗殺人事件が起きる。捜査本部は犯人が上信越方面へ逃亡との情報を得て山上刑事(志村)の命令で刑事を張りこます。だが部下の一人渡辺(小泉)は山上の娘ひろ子の夫だが、辞表を出し前の女柳沢三津子(淡路)とよりを戻し、草津行きのスキーバスに乗る。浦和に着いたとき、渡辺と口論した三津子は降りてしまうが、渡辺は浦和の刑事から拳銃を渡されバスの警戒を頼まれる。熊谷でバスは本部の連絡を持ってきた三津子を乗せて出発する。車中、自殺未遂があり、渡辺が注意していた人物の素性が次々と知れる。渋川で犯人逮捕の報が本部からもたらされるが、男(佐藤允)が乗客に拳銃を向けた。すきをみて渡辺は男の背中に拳081224_021_2 銃をつきつけるが、男はとっさに近くの子供を人質にした。渡辺は拳銃を捨てる。犯人の指図のまま進むバスはくされかかった木橋にさしかかった。犯人は強引に渡ることを命じる。急ブレーキでバスが止り犯人が前によろめいた折をのがさず渡辺はつかみかかった。

 「オール読物」の有馬頼義の原作を井手雅人と瀬川昌治が共同脚色。若山セツ子、千秋実、多々良純、森川信、中谷一郎、堺左千夫、扇千景、佐々木孝丸、天津敏ら。

 これは隠れた名作だ。一昨年、文芸座で和田誠プレゼンツとwith三谷幸喜で「和田誠が『もう一度観たいのになかなかチャンスがない』といっている映画」として江戸川乱歩原作の「死の十字路」と共に紹介されていた。やはり脚本家も設定に興味を覚えるのか、何度かテレビでドラマ化されている。密室劇で登場人物の性格が非常に興味深く描かれる。主人公の渡辺も刑事を辞めようとしており、それが次第にやりがいを感じていく。こういう素材なら、映画でも再びリメイクされても面白いだろう。それにしても東京からのスキーバスは窮屈そうだ。それはそうと、佐藤允を追い掛ける小泉博が雪のがけ山を一緒に転げるように降りるのだが、バスの乗客も追い掛けてくる。どうも楽しそうに降りてくる。大丈夫か。弾はまだあったはずだが。自殺未遂の学生は中谷一郎のようだ。よく分からなかった。塩沢ときは声で一発分かったが。


竹田ディレクターの慧眼

2008年12月23日 01時28分18秒 | 映画

1007174_01 1007174_02  「旅立ち~足寄より」19日、札幌劇場

 昭和50年、「全国フォーク音楽祭・札幌大会」。パトカーに乗って赤のニッカポッカにサングラス姿の若者がやってきた。当時19歳の松山千春(大東俊介)だった。自作の「旅立ち」で観客を魅了したが、ステージでの生意気な態度が災いして落選した。だが、審査員だったSTVラジオの竹田ディレクター(萩原聖人)は千春の才能を見抜いた。会場を出る千春に「いつかチャンスが来るから、曲を作っておけ」と言い残す。以来、千春を世に出そうとする竹田は奮闘し、ラジオの公開放送「サンデー・ジャンボ・スペシャル」にコーナーを作って千春の歌を紹介する。

 千春がの自伝「足寄より」をもとに映画化。 竹田健二ディレクターとの出会いとそして急死。北海道の大地を表現できる歌が歌える千春の才能をいち早く見出した。大きく成長して、いよいよ全国に売り出そうという時に倒れるのだ。1977年8月、36歳の若さだ。足寄で小さな新聞社をしながら貧しくても立派に育てた父親を泉谷しげるが演じる。1007174_03

 いずれにしても北海道に生まれ、育った彼の前半でしかないが、原点であり、Tabidachi非常に胸に迫るものがある。生意気さはこの際いいという感じで、高校時代以降、身近に聴いてきた自分にとっては「旅立ち」はいい歌だと改めて再認識した。せいぜい好きなのは「銀の雨」「季節の中で」ぐらいなんだがね。慣れない役者の部分はあるが、昔を思い出させてくれて、この映画は私なりに心に迫る。映画的には評価はどんなに低くてもね。

 泉谷は悩む大東を「本物が良ければ特殊メークで出ればいい、でもおまえが選ばれたのだから、好きに演じれ」という感じで勇気づけたそうだ。あのぼろい新聞社で活字を一つ一つひろい、ひとりでやり遂げる父親なかなかも面白そうな人間だ。音楽祭の関係者が「新聞社のぼんぼんだから生意気なんだ」というセリフはどうなんだろうね。ちょっと作りすぎだよな。酪農の厳しさも出てたなあ。今の時代でもなんか変わらないね。荻原聖人はいつもながらだが、ディレクターの結構サラリーマン的な部分も含め、はまってやってたな。髪型が雰囲気が出ていた。薔薇がちょっときざな感じがするけど。ちなみに劇中の歌は千春自身の声だ。監督は今井和久。


たけしも打ち上げ

2008年12月17日 00時39分17秒 | 

 081224_001_3         「豚八」16日、浅草

 国際通りから合羽橋本通りに入081224_003_2    りすぐ目につく老舗だ。ビートたけしも何かの打ち上げに使ったとか書いてあった。創業40年で、年中無休、24時間営業のようだ。ランチのステーキは120グラムに満たないかもしれないが、味は良かった。 にんにく風味で。 値段は確か720円だったかな。付け合わせのキャベツもレタスなんかを混ぜたしゃきしゃきしたもので、簡単だが手を抜いてない。味噌汁もきちんとわかめの味噌汁だった。

 メニューを見ると豚テキ・サラダ付きが2700円で、これが081224_004_2名物だそうだ。懐かしのナポリタン850円ていうのもある。つまみ類も豊富にあり、揚げえびせん300円まである。豚八ライス定食1260円はケッチャップライス、トンカツ、味噌汁だそうだ。2階もあり、なかなか広くて、気が置081224_002_2けないのでいい。店員もはきはきしてるし、一人でも入りやすい店だ。店内にメニューがたくさん並ぶ。そこに大きな額があり「081224_045_3寒風磨人」だったかな、そんな言葉が並ぶ。人間の陶冶をそれとなく温かいご飯とともに教えてるようだ。染みるなあ。