「ふがいない僕は空を見た」25日、シアターキノ
「ワン・デイ 23年のラブストーリー」18日、蠍座
アン・ハザウェイがたまらなくいい。悲しい結末だが、それでも彼女は生きたっていう気持ちにさせてくれる。
旭川映画村の自主上映会。お疲れ様です。
半年前に見た作品ですが、見事です。2011年の第61回ベルリン国際映画祭で金熊賞受賞のほか、史上初の男優、女優賞(銀熊賞)の3冠達成したイラン映画。米アカデミー賞でもイラン映画として初の外国語映画賞を受賞した。監督は2009年「彼女が消えた浜辺」でもベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞)を受賞したアスガー・ファルハディ。
息苦しいほどの緊張感。離婚の危機を迎えた夫婦と、2人の間で悩む娘、介護の必要な老父、介護のために雇われる女性と失業中の夫、そのやりとりはとてもリアルで、俳優が演技しているんだと、思わず思い直そうとするほどだ。小さな嘘の連続が大きな結果を生む。最後の家庭裁判所のシーン、娘はどんな判断をするのだろうか。