荒井山から

札幌は荒井山に家がある。東京-札幌-旭川-富良野-札幌と異動。室蘭を経て札幌へ。江別に行きまた戻った。もうすぐ退社だ。

下等の報告

2016年09月28日 11時33分18秒 | 日記
カムイトラノの記録映像を収録した「マンガをはみだした男」がアンコール上映されました

赤塚不二夫生誕80年記念として製作、公開された「マンガをはみだした男」のDVDが、9月
30日に発売されたのを記念して、9月10日から16日まで、同作が東京のポレポレ東中野で
アンコール上映されました。
「マンガをはみだした男」は元アシスタントや編集者ら、赤塚不二夫さんをよく知る人の
証言などで構成する、一風変わった評伝映画です。この中で、赤塚さんの多彩な活動の一
つとして1983年に屈斜路湖畔で行われたジャズフェスティバル「カムイトラノ」のプロ
デューサーを務めたことが紹介され、その記録映像が使われています。映像には熱気あふ
れるライブの様子がとらえられています。
また、赤塚不二夫と親交があったアイヌ民族の音楽家、アトイさんのインタビューも
あり、人脈の広さを示しています。アトイさんがオーナーである、釧路管内弟子屈町の屈
斜路湖畔にある宿で収録されました。赤塚さんの逝去後、アトイさんが作詞作曲を務める
アイヌ詞曲舞踊団「モシリ」が行った追悼演奏の様子も映像で紹介されます。
アンコール上映の期間中は連日、関係者によるトークが行われ、13日には冨永昌敬監
督と、音楽担当のU-zhaanさんが作品について話し、「15曲作ったのに、監督は4曲しか使
わなかった」と、U-zhaanさんが舞台裏を披露する一幕もありました。


「マンガをはみだした男」について話す冨永昌敬監督(左)と、U-zhaanさん
(編注 カムイトラノ、アトイのトは右上に小さな○が付く)

ガンバル女性たち

2016年09月25日 21時59分27秒 | 日記


「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」9月24日、札幌劇場
これは感動的ではあった。フランスのパリ郊外のレオン・ブルム高校。やたら問題児の多い教室だ。入学間もない彼らが、ベテラン教師アンヌ・ゲゲンの指導でどんどん変わっていく様子が分かる。

 そもそもこの先生は最初に「私は歴史の教師ですが、あなたたちを飽きさせない授業をするつもりです」と断言する。この自信に裏付けされた指導なのだが、相手は海千山千の生徒達だ。それでも次第に変わる。生徒の好奇心をくすぐりつつ、全国歴史コンクールに参加するよう勧める。「アウシュビッツ」というテーマを持ち掛けるがやはり反発される。そこで強制収容所の生存者を授業に招き、経験を語ってもらう。やはり教科書にない、迫力がある。フランスは多くの人種が集まっている国だ。アウシュビッツだけでなく、フランスのナチへの協力の部分もある。戦後もアルジェリア問題を抱え、そして現在の移民問題だ。クラスの子供たちも生育環境はバラバラ。よくぞ、うまく導いたものだ。知るということへの本能、崇高さ、気高さをうまく導いた宣誓に拍手だ。
「コロニア」

「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演だ。これは実話だそうで、チリを舞台にアジェンダ政権が1973年崩壊し、ピノチェットの独裁政権下に移る時の話。ドイツ人監督のフロリアン・ガレンベルガーはアカデミー賞短編部門を受賞していて、最近は「君がくれたグッドライフ」を撮っている。
  
 元ナチス党員の教皇パウル・シェーファーがチリに隔絶された自分たちの村を作る。そこはドイツ風の文化を柱に、作物を作り、自活した集団だ。男女を隔絶させる一方、子どもだけは作らせる。ただし家族という概念から遠く離れさせるのがこの集団の維持に役立っている。これまでよく報道されてきた宗教による集団維持と同様のやり方だ。
 主人公レナ役をワトソン、恋人のダニエル役をダニエル・ブリュール、教皇役を「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクビストが演じている。冒頭のワトソンとブリューエルの絡みはどうも気恥ずかしい感じだ。あのエマ・ワトソンが大人になってるんだからと考えても、ちょっとついて行けなかった。彼女は国連の仕事などに取り組んで、自立した女性の生き方を貫こうとしているようで、この映画も女性の側から男性を助け出そうとした部分に共感したそうだ。


「白い帽子の女」
 2005年の「Mr.&Mrs.スミス」(2005)以来となるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演作。ジョリーはアンジェリーナ・ジョリー・ピットの名で監督・製作・脚本を担当し、ピットも製作陣に。
「 時代は1970年代、米国の小説家と妻が南仏のリゾートホテルで過ごすバカンスの話。結婚して10数年経ち、倦怠期を迎えたのだろうか(子どもを何度か流産したという事実も後に明らかにされる)、夫婦としての距離を感じている。ある日、隣の部屋に若いカップルがやってくる。メラニー・ロランがその若い女性役で出演する。隣室には何とのぞき穴があった。
 それにしても、二人の事実をトレースしているかのようだ。だが障害があってもそれを乗り越えようとしていて、それに成功したのではないかと感じてた。だがそれは浅はかだった。見終わって間もなく、二人が離婚したというニュースが飛び込んできた。おお、凄い展開。アンジーよ、君はどこに行こうとしているのか。少々、ピットがかわいそうに見えた。

「ロング・トレイル!」シアターキノ
「歌声にのった少年」

半島の突端近く

2016年09月18日 20時37分51秒 | 日記

小舟、室蘭市絵鞆町2、9月15日

 1992年開業の居酒屋。絵鞆半島の住宅地にぽつんと立つ。しかし、なかは結構広く小上がりもあり、住民の憩いの店となっている。ランチで「小舟やきとり丼&カレーラーメンハーフ」(1070円)なる、室蘭の二大グルメを同時に味わえるとメニューがある。だが、今は夜であり、焼き鳥だ。なかなか優しいご主人とその家族でやっている。雰囲気がとても良い。そして料理も居酒屋メニューがそろっていて、うまい。また来たくなる店だ。焼酎1本入れたが、ほとんど飲んでしまった。

50年

2016年09月18日 20時25分29秒 | 日記
三勝 9月15日
室蘭市中央町の三勝はとんかつの店だ。カツ丼は800円、カツカレーも800円。カツ丼はこの前食べたのでカツカレーを再び食べようかと思ったが、前回、入り口のテーブルで「おっ」と見たのがエビフライカレーだった。そこで今回、注文した。
 その前に開店50年だと言うことで、お客にちょっとしたお土産を渡していた。聞いたら、この日がちょうど50年だそう。ならばと、ビールを注文した。おかき少々のあてがついてきて、しばしリラックス。この日は休みだから誰に文句言われるわけではないんだが。主人からは「ではちょっと後にしましょう」とエビフライカレーを待ってもらった。うーん、心遣いがうれしい。やはり仕事がきれいな店だ。カレーは黄みがかって重さを感じさせない。うまい。福神漬けもらっきょもうまい。

下等の報告

2016年09月14日 21時41分08秒 | 日記
東映アクション映画を中心に上映するオールナイトイベント「もう我慢の限界だ! 杉作J
太郎のジャスティス映画学園 II」が3日、東京・池袋の新文芸坐で開かれました。今回は
トークゲストに谷隼人さんを招き、東映アクション映画好きの漫画家・杉作J太郎さんら
が話を聞きました。「網走番外地・悪への挑戦」など「網走番外地」「新・網走番外地」
シリーズにも出演している谷さんは、同シリーズでの高倉健さんの思い出などについて語
りました。
「健さんのところに挨拶に行くと、『これで遊んできて』と2万円くれるんですよ。僕は
そのころ家賃3千円のアパートに住んで、東映の専属料が2万円。同じ九州の先輩だし、も
うこの人について行こうと思いましたね」。
 谷さんが入社当時の東映は、高倉健さん、鶴田浩二さん、若山富三郎さんらの群雄割拠の
時代。健さんは「旦那」、鶴田さんが「若」、若山富三郎さんが「先生」と呼ばれていた
そうです。若手俳優はそれぞれ、派閥のように大物俳優につきますが、「(コーヒー好き
な)健さんと一緒にいると、1日30杯くらいコーヒーを飲まなきゃいけない。若山さんは
ああ見えてお酒が飲めないので、甘味屋のはしごに連れて行かれて、若手がみんな音を上
げてました」。「健さんと飲みに行くと夜の2時、3時。翌日の撮影に僕らは9時に行きま
すが、健さんは11時にしか来ない。メイクをしてるともう昼の休憩です」と、高倉健さん
の悠揚迫らぬ大物ぶりも語りました。

 
谷隼人さん(右)の話を聞く、杉作J太郎さん(中央)とギンティ小林さん

さらに「網走番外地の北海道ロケは2週間くらいで、僕らはバッグひとつで行きました
が、健さんは大変なお洒落で、付き人がトランクを3つも4つも持ってきて、朝昼晩と着替
えてました」「(新・網走番外地シリーズの)降旗康男監督はとても穏やかな人。逆に深
作欣二監督のことを健さんは『疲れる』と言ってました。だから、一緒にやったのは
『ジャコ萬と鉄』くらいしかないでしょう」(他に『狼と豚と人間』などもあり)など
と、健さんのイメージを覆すような秘話も披露しました。
最後に「健さんは映画俳優、僕はテレビ俳優でした」と振り返り、映画俳優としての人生
を貫いた高倉健さんを偲びました。