思いつくまま

思いついたことを書いています。

小池龍之介著『もう、怒らない』(幻冬舎)を読む。

2010年02月07日 23時00分00秒 | 読書
他人が読んでいたので、貸してもらって読んだ。
東京大学出身の若手の僧侶が書いた本。
頭の中であれこれ考えてばかりいて、自分で勝手に悪い方にストーリーを作ってしまって、イライラしたりブツブツ言ったりすることは一番良くないし、あれこれ迷ったり悩んだりすることも良くないらしい。

何も考えずにひたすら熱中してヤレということだ。そうすれば充実感が得られて幸せな気持ちになって、ストレスなど無くなってしまうということらしい。

自分は別にいつも怒ってばかりいるわけではないが、ほんの些細なことでも腹が立つこともある。
怒りがこみ上げてきた時にそれを抑える方法が理論的に書いてあったので、やろうとしたが、やっぱり怒ってしまったほうが楽だった。
無理に怒りを抑えようとすると、かえってストレスがたまってしまって良くなかった。
もうこりゃダメだね。
また、1つのことに熱中しろと言われても、限られた時間の中で、いつも同時に3つくらいのことはこなしている。このブログだって、ただこれだけを書いているわけではない。音楽を聴きながらだったり、TVを見ながらだったり、飲み物を飲みながらだったり、時間を気にしながらだったり。
仕事中でも常に回りにアンテナは張り巡らせていて、たとえパソコンの画面に向かっていたって、来客があればさっと手を休めてそちらに対応するし、他人の電話なんかも耳をダンボにして聞いてしまう。
うちの職場には全くそういうことに気を取られることなく、ひたすら熱中してパソコンに向かい続けている人もいるが、それはそれでどうかなぁ、来客を無視するなよなと思ってしまう。  これってもう怒ってるね。

この本を読んでいくとスッーと入ってくる感じで、読んでいる時は、もっともだぁもっともだぁと思ったが、やはり実践は非常にむずかしいなぁ。
まだまだ修行が足りないのかなぁ。 


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2 コメント

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Unknown (茨城パパ)
2010-02-08 23:11:14
こんばんは

面白そうな本ですね。怒りを抑えるっていうより怒りそのものをバイパスさせて何処かに逃がすイメージでしょうか。笑いの止まらないほどの収益のある企業は別として現在何処の会社も厳しい状況ですね。

何かに集中と言ってもそうもできないんですよね、液晶画面に向かっているものの耳はいろんなところに向いています。

この本を10冊まとめてうちの書庫に置きたいでものです。きっと会議が静かになります。
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コメントありがとうございます。 (まっちゃ)
2010-02-09 00:09:12
>茨城パパ様

こんばんは。
面白そうだったので貸してもらって読んだのに、読み終わったらもう怒っている自分に気がついて、ダメダこりゃ!と思いました。
怒りを逃がすというイメージで合っていると思います。
なかなか1つの事に集中するというのも難しいことですね。
会社の会議、そんなに喧騒な感じなのでしょうか?全く意見も出ずに静まりかえった会議よりは良いと思いますが。
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