思いつくまま

思いついたことを書いています。

中村俊輔著『察知力』(幻冬舎新書)を読む。

2008年07月15日 22時50分40秒 | 読書
サッカーの日本代表でファンタジスタの中村俊輔選手が書いた本。

横浜マリノス時代から本当にそのFKは素晴らしいと思っていた。
豊田スタジアムで中村がFKで蹴ったボールがスローモーションのように楢崎の手をかすめてゴールネットに突き刺さるのを生で見た。 コンフェデレーションズカップのフランス戦、あのつんつるてんバルテズからゴールネットを揺らしたFKも素晴らしかった。 アジアカップオマーン戦のアウトに引っ掛けたシュートも素晴らしかった。セルティックではチャンピオンズリーグでオールドトラフォードでのマンU戦での同点FKやホームで勝利を決めたFK、そして、最近ではWカップ3次予選のオマーン戦で右足で決めたのも印象に残っている。とにかく記憶に残るFKが多い。まさにファンタジスタだ。

そんな素晴らしい選手なのに、シドニー五輪・予選、トルシエ監督は中村をトップ下ではなくて左のアウトサイドでばかり使い、2002年の日韓Wカップではメンバーから外した。本当にもったいないなぁと思った。

この本を読むと、中学生時代のトラウマがあったから、いろいろな苦しい・辛い場面でも前向きに頑張ってきたことが本当によくわかる。
また、マリノス時代のオズワルド・アルディレス監督というのが、いかに素晴らしい監督だったのかもよくわかる。
日本とはスタイルの異なるイタリア・レッジーナでの経験、スコットランド・セルティックでの経験などから、とにかく引き出しの数を多くして、小さい体でも察知力を身に着けて、先に予測して動けば質の高いプレーができるってな感じ。
ともかく、今は日本代表を引っ張って欲しいし、将来は指導者として彼の経験を伝え、日本のサッカーを強くして欲しい。

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2 コメント

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文字デカというだけで、 (いのしし)
2008-07-18 05:20:05
俊輔選手の著書、早速書店へ行きました。

斜め読み(それぞれの監督云々‥は共感するものがありました)はしたものの、
購入したのは、『鬱の力』と『会社を辞めるのは怖くない』(幻冬舎新書)でした。
文字デカかったので、途中挫折してしまうことなく読めたらよいのですが果たして?
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コメントありがとうございます。 (まっちゃ)
2008-07-18 22:49:03
>いのしし様
五木・香山の『鬱の力』は読んでみたいですね。たぶんずっと先になりますけど。
もう1冊のほうは ----- 。いろいろ悩みはありますよね。
返信する

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