Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

初めて新札を手にする。

2024-07-26 01:06:57 | 日記
仕事の帰りに缶ジュースを買おうと思い、自動販売機に千円札を入れようとしたところ、なかなか入りません。

何度も試したのですが駄目で、縦に折り曲げて入れようとしたところ、凄いことに気付きました。

ようやく発行から22日目にして、新札を拝むことができました。

新札発行したけど、まだ手に入れていません。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

本日より、1万円札、5千円札、1千円札のデザインが変わります。(1万円札渋沢栄一)(5千円札津田梅子)(1千円札北里柴三郎)2...

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これまで、新札を発行したというニュースでは確認していましたが、どこか都市伝説のように自分の中で扱っていました。

しかし、こうやって間近で拝んでみると、昔の千円札よりさっぱりした色合いに驚きました。



清涼感のある色合いで、気持ちまで新しくなる思いです。

時代の変わり目なのか、新しい区切りが近付いているのか分かりませんが、嫌な気持ちにさせるものではなさそうです。

都市伝説界隈では、千円札の後ろの絵が将来東京が津波に襲われることを予告する内容であるとの噂があります。



何でもこじつければ、それっぽく受け取ることは出来ます。

まあ、本日は新札を初めて手に取り、つい人前で声が出てしまいました。

その光景を会社の人に観られて、最初は不審に思われましたが、事を説明すると、会社の人は未だ手にしていないとのことです。

やはり、3ヶ月位経たないと全ての新札に巡り会うことは難しい様に感じました。
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電気自動車って、どうよ?

2024-07-23 13:55:42 | 日記
体温と同じぐらいの気温が続き、熱中症の恐れが懸念される中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

以前、バスのクーラーについての内容を記事にしました。

クーラーの効きが悪い車両に当たる。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

暑いですね。7月初旬にして36度だそうです。体温と同じないしそれ以上の気温は、身体能力だけでなく判断能力を鈍らせます。バス運転士をやっていると...

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しかし、この仕事はクーラーさえしっかりしていれば夏でも快適な仕事であることは確かです。

「お前ら、クーラーのある車内でぬくぬく仕事しやがって!」と、たまに文句を言われることもありますが、強ち間違ってはいません。

冬でも、車内のヒーターさえきちんとしていれば、比較的快適な仕事です。雨風も、車内設備でなんとかなります。

世間が熱中症に対する警戒を強めるなか、ある種の都会のオアシスの中にいるのがバス運転士です。

さて、この様に暑さ寒さに対する職場環境が整っているかのようなバス運転士ですが、一つだけ心配な点があります。

それが、近年バス業界で普及してきている電気自動車(EV車)についてです。

バスの中の全てではありませんが、徐々に電気自動車の数が増えてきています。

この傾向は、今回の都知事選の結果をみても加速されるのではないかと、私は感じています。

電気自動車では、冷暖房をフルで使用するととんでもない勢いで電力を消費します。

特に冬場の暖房は、その傾向が強いです。

一応、そんな状態でも運行に支障はない予定の組み方をしているので、今のところ問題はありません。

しかし、電池や機器の劣化などの既存の運転士が普通では予兆が判断しづらい問題に直面したときはどうするのでしょうか?

場合によっては、急に加速して制御不能に陥ったり、電池が火をふくなんて報道も耳にしています。

また、何でもかんでも電子制御にすればいいという車両は、様々な注意を配ることが必要です。

まあ、配ったからといってどうなることもないのですが、少なくとも事前に運転を中止するなどの判断するチャンスは増えると感じます。

特に海外製の電気自動車で俗に言う「ネオン車」と云われる車両は、基本的にバス運転士は性能を信用しておりません。

どこか運を天に任せ、おっかなびっくり運転しているのが現状です。

電気自動車は、基本的に故障等のトラブルの予兆を、運転士が事前に感じることがガソリン車に比べてしづらいです。

バス業界も進歩しているのか、意図的に後退、混乱をさせているのか、最近よく分かりません。
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車内事故も適切な対応を行えば、怖くない。

2024-07-19 21:35:44 | 日記
車内事故について、不安に感じる運転士や運転士希望者の方は、一定数います。

確かに場合によっては、大変なことになるリスクも内包していると感じます。

ただし、実際に発生した場合に適切な対応さえできていれば、事が大きくなることは希です。

例えば、運転中のバスの中で人を転倒させてしまったとします。

この場合は、直ぐに近くの路肩にバスを寄せて停車し、転倒した人に謝罪と状況を確認します。

その時必ず、「お怪我はございませんか?救急車をお呼びしましょうか?」と、この2点を確認します。

大方の場合、「そこまでは必要ない!」との回答が返ってきます。

その場合は、「もしも、後日問題が発生しましたら会社にご連絡ください。よろしければお名前、ご住所、連絡先電話番号をいただけませんか?」と伝え、必ず相手の連絡先とお名前を控えるようにして下さい。

その後、事の顛末と相手の連絡先を運行管理者にその場で連絡して、運行再開の許可をもらいます。

もしも、どうしても連絡先等の情報を教えて貰えない場合は、その旨を運行管理者にその場で連絡します。

間違っても、運行管理者に連絡なしに運行を再開してはなりません。

もしも、運行管理者に連絡なしに運行を再開し、後日相手方から「車内事故に問題あり」との連絡があった場合には、事件が当て逃げ級に拡大してしまうケースがあるためです。

運行管理者に連絡さえしていれば、一定の救護義務は果たしたことになり、その後問題になるリスクは格段に減少します。

もしも、転倒した人が救急車を呼んでほしいと言うのであれば、直ぐに救急車を呼び、警察にも連絡し、その後に運行管理者に連絡します。

その後は、警察官と運行管理者の指示に従い粛々と事故処理を行えばいいのです。

警察も転倒した被害者に状況の確認等の質問をして、しっかりした事故状況の把握をします。

事故を起こした際に一番大切な事は、運行管理者に連絡する事です。

通常事故発生した場合は、119番通報→110番通報→運行管理者に連絡という順番が正しい事故処理です。

しかし、事故を起こすと頭が真っ白になり、何をしてよいのか一時的に混乱する場合があります。

そんなときは、直ぐに運行管理者に電話して、「事故をしましたが、頭が混乱してます。指示をお願いします。」と言えば、救護車の必要性の確認や警察への連絡の必要性など冷静に指示がもらえます。

また、運行管理者も事故で運転士が混乱するだろう事は事前に織込み済みで、対策もしっかり考えてあります。

私は正直、「事故ったら、その場で運行管理者に連絡する。」だけ、しっかりしていれば問題の大半はクリアーできると考えています。

※ 車内事故の詳細な記事を数日前に掲載しました。やはり、内容が難しすぎて意図が曲解される恐れがあるため削除しました。ご覧いただいた方は、この内容について広めたりする事はお控えいただきたいと思います。
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おじいちゃんになってしまったのか?

2024-07-19 19:24:47 | 日記
つい1ヶ月前に風邪をひき、歩行が困難になった旨の記事を投稿したと思います。

歩行と食事の大切さ。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

ここ1ヶ月ぐらい、膝に力が入らないような不思議な感覚に襲われていました。駅で歩くにしても、老人のように転倒に注意しながらゆっくり歩いていたように思います。...

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それから間もなくして風邪は治り、歩行に対する問題は解消されました。

しかしその時以降、何故か普通に街中を歩くことが怖くなりました。

何故かやたら転倒に気を遣うようになり、駅の階段では壁側を意図的に選らんで歩行するようになりました。

特に下りの階段は怖く、出来れば手摺のある場所を選ぶようにしています。

走ろうと思えば以前と同じように走ることは出来ますし、細かい足の動きも問題なく出来ます。

やはり、先月の歩行困難な状況が心のどこかでトラウマになり、自己防衛本能が過剰に働いているのかもしれません。

さて、男性の場合女性と異なり体力の低下が緩やかに来るのではないです。

階段状にある時期を境に低下していく様なイメージで、最初の体力低下は28歳ごろ突然来ます。

よく「ガクッと体力が落ちた。」という表現は強ち嘘ではないのです。

特に8の付く年齢にそれは起こりやすく、38歳、48歳、58歳とこの年齢の前後で体力が全く違うと思います。

私は、丁度その8の付く歳です。今年の6月前の自分に対して、一段階若い人を観る様に今は思い出しています。

歳をとるということは、今まで当たり前に出来たことが、一つ一つ出来なくなることかもしれません。

ただし、この様な10年おきの階段状の低下は、精神的にもショックが大きいです。

次の8の付く歳には、自分は何を失うのかと思うと憂鬱でなりません。
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中高年のセカンドキャリアについて。

2024-07-18 05:42:53 | 日記

中高年のセカンドキャリアとして、主に私はバス運転士が一番なりやすく、かつ、給与、待遇、社会的地位の面からお勧めしています。

しかし、youtubeなどの動画サイトでは、電気工事やビルメンなどの現場系の仕事をお勧めしている内容が多いように感じます。

また、宅地建物取引士などの少し難しい資格を取得して不動産系に求人に応募する事を勧める内容も多数散見します。

もちろん、これらのものは中高年でも求人に応募すれば、比較的採用はされやすいかと思います。

しかし、実際に業務に携わるとなると、私はかなりきついのではと思います。

先ず、現場で脚立に登る仕事や危険の伴う作業を未経験の中高年に積極的にさせたいと、現場監督が思うかどうか疑問です。

特に現場系で60歳を過ぎた人には、脚立に登らすと転落事故のリスクが格段に上がります。

たとえ50歳位でも、今まで現場を経験していない未経験者の場合、最初のうちはかなり注意が必要になると思います。

そのように考えると、現場系でもできる仕事は最初はかなり絞られてくると思います。

強いて云えば、測量などの仕事は中高年からでもやる気次第では、馴染みやすい仕事のように思います。

私の先輩の知り合いに、50歳から測量業界に飛び込みセカンドキャリアの構築に成功された方が存在します。

もしも未経験で現場の仕事をしたいならば、測量士補の資格を取り測量アシスタントの求人に応募する事をお勧めします。

次に、不動産系の求人ですが、ある程度の収入を目指すなら、たとえ資格があっても結局は営業で結果を出し続けることができるかに掛かってきます。

多少の経験者ならまだしも、完全な未経験者の場合は、若い人と勝負して耐え続けることは相当根性がいることと思います。

実際に、資格は取ったけど営業に耐えられず、トラックドライバーやバス運転士になる方は多数いると聞きます。

そのように考えると、未経験職種に中高年が転職し、かつ、勤務を続けることはかなり難易度の高いことと感じます。

現実問題、未経験である程度の収入と社会的地位を手に入れようと思った場合は、トラック、バス業界か測量業界位しかないのかもしれません。

中高年者は、勤務が続くか否かも重要な要素ですので、無理をせず経験職種への無難な転職が身を持ち崩さない秘訣と感じます。

今の世の中、中高年に限らず若い人でも転職の失敗は自らの身を持ち崩す原因になりかねません。


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是非とも、無理のない慎重な転職をしていただきたいと思います。

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