昨日の夕方、私の住むルンドの町の広場で、大学生の有志が呼びかけの中心になって、日本の震災で困難に立ち向かっているすべての人を応援する集会が開かれました。
霧雨の振る中、役所前の広場に、けっこうな人数が集まりました。
私も、ろうそくに火を灯して参加
ルンド大学には、日本の留学生も多いようだし、日本語を教えるコースがあることもあって、日本に友達や家族のいるスウェーデン人も少なからずいるようです。
集会の中心になった子たちが、何人か被災者に対する同情の言葉をスピーチしていました。
中でも、注目を集めたのが、日本からの留学生らしき男の子(写真中央)。
出身は、宮城県のようで、いまだに家族のだれとも連絡がつかず、安否が確認できないとのこと。また、おばさんの住む海沿いの町は、すべてが津波で流されてしまって絶望的な状態だということ(マイクも何もない状況の中、大勢の人のため聞き取りが困難でした)。
集まった人達も言葉もなく、彼の言葉を聞いていました。
彼が最後に言った言葉。
家族の安否ももちろん心配でしょうがないけれど、こんな状況の中、休みなく、ライフラインの復活のために働き続けてくれている人達がいる。放射能の危険にさらされながら、必死で食い止めようとしている人達がいる。その人達に感謝します、と。
彼にはかける言葉も見つからなかったけど、
ただ家族の無事を祈ってますとだけ伝えてきました。
このイベントの様子は、主催者や参加者によって、Facebookや他のSNS、Blogを通して、
広がっていく予定です。
少しでも多くの人の励ましになり、また募金や支援活動への動機につながればと思います。
辛い状況で頑張っている人達に、もっと頑張れなんてとても言えないし、
遠い国ルンドで人が集まって何に役立つ?と思う人があるかもしれない。
けど、辛い状況の時に、支えになってくれる人がたくさんいればいるほど、
心強いのではないかと思って、このイベントに参加してきました。
友達のスウェーデン人&日本人ご夫婦と、スウェーデン人&韓国人カップル
(関係ないけど、日本人はもちろんですが、この人たち、全員日本語ペラペラなんです)
今回は、非公式、突然のイベント開催で、募金活動などは行われなかったけれど、募金や支援などの呼びかけがありました。
私もこれから、赤十字募金します。
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html
ヘイド~
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