ときどき晴れ

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日本百名山を迷い続ける「おやじ登山隊」 奥穂高岳にリベンジンなるか?

2005年06月05日 | バリエーション&アルパイン&登山
おやじ登山隊の奥穂高岳(3190m)リベンジン登山に行って来ました。
おやじ登山隊は、ボーイスカウト横浜131団の隊長やリーダーをやっている元気なおやじを中心に活動している登山隊です。
前回の山行には参加してないので、おやじ登山隊のメンバーとの登山は久しぶりです。
今回のメンバーは、鈴木牧師、宮島さん、山崎さんの四人です。

事前の天気予報では雨。
雨の山に行くのは本当に嫌なものだ。これだけは、絶対に慣れないだろう。
しかし、今回は山小屋泊なのが救いだ。小屋泊という事は、手ぶら登山だ!
北アルプスで小屋泊するのは、本当に久しぶりだ。

雨の中央高速を居眠り運転でぶっ飛ばし、AM2時沢渡到着。
早速車泊の準備。俺はシェラフお持ち出し、駐車場管理棟のバルコニーで直ぐに熟睡。

6月3日4:30頃出勤してきたタクシーの運転手に起こされてしまい、出発準備開始。
すざまじく眠い!頭が全然動かない。
でも、天気は晴れている。やった・・・・・。でも、眠い。
ウトウトした状態で用意をし、タクシーに乗り上高地到着。
本当に眠い。他のメンバーはやたら元気だ!
横尾までは、目が覚めないまま歩いていた。短時間の休憩でも、横になるといびきをかいて寝しまう状態。
屏風岩が見えてきたあたりから、少し目が覚めてきた。
荷物も非常に軽いく、何時もと違うペースの山行は、風景が違う。いつもと違う景色が見える。
はっしーさんや榎戸さんの屏風岩の記録を思い出しながら、屏風岩を眺める余裕がある。
近いうちに、やはり屏風は落とさなくてはいけないな。メンバーは、伊藤さんと近藤さんあたりを誘ってみようかな。

本谷橋(1800m)を過ぎたあたりから、残雪出現。
前穂高北尾根も見えてきた。さらに、まだ4~5メートル近い雪に埋まった涸沢カールも見えてきた。そして、奥穂高岳と涸沢ヒュッテも見えてきた。その素晴らしい眺めに感動する。
何度来ても、涸沢カールの風景は素晴らしい。特に今日は天気もよく雪と空のバランスが素晴らしい。

涸沢ヒュッテが見えてきて喜ぶ3人だが・・・・。
涸沢ヒュッテは見えてからが遠いのですよ。
案の定、なかなか近づかない涸沢ヒュッテに3人はヘタバリだす。
12:40頃涸沢ヒュッテ(2309m)到着。
展望バルコニーで昼食。
山ちゃんの手にビールが・・・・。やられた。今日はここまでだ・・・。
今日、一気に穂高山荘まで行ければ、明日奥穂高岳のピーク落とせたのに・・・・。
何度も来ている奥穂高だけど、ここまで来るとまたピークに行かなければ納得できない自分の性分が可笑しい。しかし、今回はおやじ隊の登山スタイルで山を楽しむことに。

今日の涸沢ヒュッテの宿泊者は、我々と1組の登山客のみ。
天候はいいけど、外は寒いのでヒュッテの玄関で早速宴会開始。
奥穂高のピークに行きたい鈴木牧師と雪のザイテイングラートを登ることを懸念する山ちゃんと足が痛い宮島さんで明日の行動をどうしようか、妥協点の探りあい開始。
俺は、オブザーバーだからあまり口出ししない。
結果は、アイゼントレーニングとしてザイテイングラートに取り付いて見ることに。

6月4日
夜雨が降ったらしいが、今日も快晴。
4:00準備開始。朝飯は弁当にしてもらっていたので、目覚めとともに朝食。
宮島さんたちは、目覚めて直ぐ弁当を食べてる俺に驚く。
やはり山屋は、目覚めとともに弁当食べれないとね!

よく締まった雪のザイテイングラートを登りだす。
はたして皆が、何処まで登るのか不明だがとりあえず、1/3程登ってみる。
山ちゃんも初めてながらもなかなか安定して登っている。
鈴木牧師は、穂高岳山荘(3000m)まで登り滝谷側を見たいとのこと。
下の方を見ると山ちゃんと宮島さんも頑張って登ってきている。
ザイディングラードも半分程の登ってくると、傾斜が一気に強くなる。
鈴木牧師が下の二人に、この先は傾斜が急で危ないのでここで中止するように声をかけている。
ここから先は、鈴木牧師と二人でいくことにしたが、少し登ると鈴木牧師が危険だから中止したいとのこと。
穂高山荘までは、あと120メートルぐらいでなので、俺は穂高山荘まで独りで行くことに。
15分程で穂高山荘到着。山荘は1階まで雪に埋まり。宿泊者はいない雰囲気。雲が急速に出てきていて滝谷側何も見えない状態なので、早々に下山開始。
下りは早い。直ぐに、鈴木牧師を追い抜き10分程で中間地点で待っていたやまちゃんと宮島さんと合流。
鈴木牧師が降りてくるまで、二人と滑落停止訓練開始。
二人とも初めてだが、さすが、ボーイのリーダーと隊長。理解が早い。
そのあと、尻シェードの訓練。これは、宮島さんが上手。さすが、白馬育ち。
皆で尻シェードを楽しみ。ヒュッテに戻る。
空には、雲が広がってきているので、早々に下山開始。

横尾を過ぎたあたりから、雨が降り出すが、雨は降ったりやんだりの不安定な状態。
上高地のバスターミナルに着くと、タイミングよく沢渡行きのバス来ていた。

駐車上に戻った時は、かなり空腹だったが先に白骨温泉に行こうということになり移動。
温泉を出た時には、もう死にそうな位の空腹。
もう、何処でもいいから入ろうと沢渡の一番はじの食堂に・・・・。
店に入ると、棺桶に半分足をつこんだおばちゃんがいるのみ。
やな予感。メニュは、山菜そばと山菜ラーメンとカレー。
おばちゃん一人なので、一つ出来ると出してきて、次の注文を作る状態。
最後にはスーパーで買ってき、生ラーメンを持っている姿をみて大爆笑。
まあ、これも老人福祉ということで納得。

今回は、いつもと違う山の楽しみ方がわかった気がする。
山岳会のメンバーと登っていると、体力的にもついていくのが一杯でこんなに景色を楽しめないし、クライミングの荷物は重いし・・・・・。
なんちゃって登山隊のメンバーと行くと、共同装備持たされてしまうし・・・・。
おやじ登山隊は、何時までも小屋泊山行で行ってもらいたと願う今日この頃です。
奥穂高岳はまた、次回の宿題になってしまったがそれもよし!ガンバおやじ隊

■おやじ登山隊の現在の実力
6/2 6:08上高地 → 7:40徳沢園 → 8:45横尾 → 10:20本谷橋 → 12:40涸沢ヒュッテ
6/3 8:45涸沢ヒュッテ → 11:10横尾 → 12:00徳沢園 → 12:50明神 → 13:30上高地

おやじ登山隊のHP



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