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MOTのベトナム ノスタルジックツアー vol.5 フエ(Hue)編1 宿泊と王宮見学

2023年05月01日 | ベトナム
■世界遺産フエ
グエン朝時代の王宮や歴代皇帝の帝陵からなる「フエの建造物群」はベトナムで最初の世界遺産です。
グエン王朝の栄華を物語る壮麗な王宮、雅で華やかな離宮、西洋風の建築物など個性豊かな建造物が点在し、
時代に翻弄されたグエン朝の歴代皇帝の想いや歴史的背景を色濃く反映した古都フエの街並みは、今も古きよき時代の情緒が漂っています。

■フエでの宿泊
フエに連泊する人はあまりいないと思うので、おすすめは、旧市街地のグエン朝王宮近くがいいのではないでしょうか?
旧市街地のリバーサイドでは、夜市もあり楽しいと思います。
新市街地は、ナイトスポットで飲みたい人向けですね。
地図中心辺りがおすすめです。
今回宿泊したホテルは
SOLEIL BOUTIQUE
46 Lê Duẩn, Thôn Kim Long (1),
1泊2000円で朝食付きで、奇麗でした。
朝食はついていたけど、コーヒーは有料で20kですからなんか騙された気もしますが、
スタフが親切でおすすめできます。

■グエン朝王宮の概略
グエン王朝の歴史舞台となった
威風堂々たる紫禁城
古都フエの最大の見所。19~20世紀にかけて150年に渡る長期政権を築いたグエン王朝の歴史舞台となり、華麗なる宮廷文化が花開いた王宮です。

ベトナム最後の王朝の栄華を残す歴代皇帝の帝廟や劇場が立ち並び、格式高い当時の雰囲気を味わうことができます。

中国への憧憬を伺わせる壮麗な中華様式の楼閣の「午門」、皇帝の華やかな生活様式の跡が残る黄金の龍が佇む「紫禁城」、鮮やかな朱色の柱と黄金の装飾が美しい「回廊」、季節の花々が咲き誇る「王宮庭園」など、栄華を極めたグエン朝の宮廷文化を今に伝えています。

ベトナム戦争の激戦地フエを象徴するように城壁には銃痕跡が残り、幾多の戦禍のため多くの建築物が破壊されていますが、今なお毅然と残る壮麗な宮殿の数にグエン朝の栄華と歴史を偲ぶことが出来る特別な場所です。

■入場券について
チケットには、数種類あります。
フエの世界遺産として登録されている「フエの建造物群」(15ヵ所にある、16の建物)のうち、代表的な5ヵ所といえば「王宮、ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドック帝廟、ティエンムー寺」です。
そのうち、グエン王朝に関連する建物である「王宮、ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドック帝廟」の4ヵ所には旅行者にお得なセットチケットの販売を行っています。
※セットチケットは時期によっては「王宮」でのみ販売されている場合がありますので、最初に「王宮」を訪れてチケットを購入することをおすすめします。
◆料金

・3ヶ所セット[王宮・ミンマン帝陵・カイディン帝陵]または[王宮・ミンマン帝陵・トゥドック帝陵]
 大人 420.000VND / 子ども 80.000VND
・4ヶ所セット[王宮・ミンマン帝陵・カイディン帝陵・トゥドック帝陵]
 大人 530.000VND / 子ども 100.000VND
※チケットの有効期限は購入日から2日間

正直、王宮が広く見ごたえあるので4か所は飽きると思います。
カイディン帝陵は小さく上に斜面に立っているので入口付近から見て十分です。
[王宮・ミンマン帝陵・トゥドック帝陵]の三か所でいいのでは?

■王宮の詳しい説明は、ネットで調べて下さい。
建築的に納まりが面白かった所とデザインが面白かった所だけ書きます。

①小屋組

日本と違い垂木の上に母屋が乗っています。
垂木にくさびがやといになっていて、母屋が転がらないようにしていました。
小屋束のほぞ接合も興味深い感じでした。

②妻側のこの字の小屋束
構造的に腕の部分の接合はかなり無理してますね。留加工が開いてきていました。

③柱の頭つなぎがない?
上り梁というか、上り母屋なのでしょうか?

④セメントの文化
日本は漆喰で仕上げますが、ベトナムはセメント仕上げの塗籠ですね。
モニュメントが壊れているところを見たら、針金が入っていました。
だから、現在まで残っているのかな?

⑤小屋束に加工をして、直接丸太の母屋をのせています。
垂木は板材で、瓦のピッチで取付してあります。野地板は無いようです。


⑥建築中の建中殿
タイル職人がモザイクタイルを一つ一つ貼ってました。
モルタル張りですが、この暑さだとモルタルの施工時間はかなり短いのではと心配になります。

⑦小屋組
小屋束と右から腕のように母屋受けが出ている組み合わせ。
この組み合わせもいいですね。

⑧ジエント宮
初代皇帝(ザーロン帝)の皇太后(母親)の住居だったところです。
ベッドとか生活感があり、
住居学が好きな俺としては、ここでどんな暮らし方をしていたか考えると時間を忘れますね。




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