叱咤激励は逆効果

大人不振や反抗期に陥っている子に、体育会系の叱咤激励は逆効果になってしまうときがあります。
叱ることだけが親の仕事ではありません。認めて褒めてあげることも親の仕事です。
罵られるように叱られていい仕事をしたいと思いますか？
私だったらへそを曲げて、わざと失敗します。仕返しに！
ママだって「不味い」「不味い」と家族に言われ続けたら・・・何を作ってもまずいと言われるのであれば「適当な料理でいいや」と思いません。努力がバカらしくなります。
テストの点数を下げたくらいで、なんぼのもんですか？それで人生が決まるわけでもないのに！
他がバカにしても・・・あえて褒める点を見つけられるのが母親・父親の腕の見せ所でしょう。
以前ある子はどん底の表情で私に自己紹介をしてくれました。「僕・・・学年最下位なんです」
だから私はニッコリ顔で「そうか！だったらもうそれ以上君は落ちないよ！」と言ってやりました。
彼は目を見開いて「何でですか？」というので「気づいてない？君の下には誰もいないよ！最下位なんだからこれ以上落ちようがない！今までよりも努力したら上がるだけだ！」って笑ってやりました。
その後、成績が上がったら・・・担任だけではなく校長先生や学校中の先生から祝福の握手をされたと報告してくれました。
何をさせるのでも・・やる気にさせないと！