日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い信濃路へ 2019 - 勝沼ぶどう郷駅

2019-03-16 12:40:22 | 甲信越
先週よりもさらに遅れてしまいました。只今勝沼ぶどう郷駅を訪ねています。
明け方に一旦目覚めたものの起き上がれず、ようやく旅仕度を始めたのが九時過ぎです。しかしその後も逡巡を繰り返すうちにますます遅れが拡大し、自宅を出たのは11時近くになってからでした。幸い流れは比較的よく、勝沼で中央道を下りるという経過です。

大幅な出遅れの原因は、大きく分けて二つあります。まずは天候です。今日は終日晴、明日も場所を選べばそこそこ好天との予報だったはずが、改めて確かめると何とも微妙になっていました。昼過ぎに曇って通り雨が降り、翌日は昼前から夕方まで雨というものです。そう分かった時点で、松本までわざわざ行くべきかどうかが俄かに懐疑的となってきました。
もう一つは体力面の問題です。正月からほぼ休みなく活動してきた疲労が積もりに積もり、前日早めに休んでも、翌朝起き上がれないという状況が続いています。しかも次回は中三日で久々の遠征を控えています。帰着の翌日はどうしても疲れが出てしまうものです。前日も出発に向けて休息しなければならないことを考えると、実質的には中一日しかありません。快晴を期待し難い状況で強行するより、あえて一日休みを設け、身の回りの野暮用を片付けて、次回に万全を期した方がよいように思われてきたのです。
それでも結局強行したのは、昨春行き損なったという事情によるところが大です。仮に前年行けていれば、見送ってもよい状況でした。去年に続いて今年もということになると、仮に来年行けたとしても三年ぶりとなってしまいます。体力、気力があと何年続くかを考えても、三年以上の間を空けたくはありません。二日とも雨で全く使えないならともかく、晴れ間も一応期待できる状況で、むざむざ見送ることはできなかった次第です。

こうして出てきたはよいものの、出発以来空は一貫して曇りがちです。現在地でも、時折薄日が射す程度に過ぎず、彼方に連なるアルプスの山々も判然としません。出発前に中継映像を確かめた限りでは、甲府市街に青空が広がっていました。直ちに出発していれば、おそらく昼前までは好天だったのでしょう。迷っている暇があるなら、四の五の言わずに出ていればよかったわけであり、「迷ったら出ろ」の格言通りとなってしまいました。
もっとも、今更嘆いたところで取り返しがつきません。天候にかかわらず活動は続行します。南アルプス、八ヶ岳を始めとして、雪山の眺めについては多くを期待できないものの、万全ではないなりの使い道を模索していくつもりです。
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