日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

酷寒の大地を行く - 温泉旅館 中野

2015-02-12 14:58:53 | 温泉
午前中の日差しは形を潜め、弘前市街を出る頃から小雪が舞い降りてきました。両側に壁のごとく積雪した県道を西へ進み、やってきたのは百沢温泉の「温泉旅館 中野」です。
敷地の裏手の枝垂桜を眺めつつ花見の湯に興じるのが、東北一周の花見における恒例行事の一つでもあります。しかし、去年はやんごとなき事情により列車で弘前に乗り込んだため、この宿に立ち寄る機会を逃していました。今回の再訪にはそのときの穴埋めという趣旨があります。
例によって先客はなく、浴場は今回も貸切状態です。しかし、二面採光となった窓の外では、ほぼ同じ高さまで雪が積み上がっており、枝垂桜も半分以上が覆い隠されています。浴場までの廊下でも、窓の部分に板を立てかけ、雪の重みでガラスが割れるのを防いでいました。それほど分厚い積雪だということです。五月になっても雪が残っていることからして、二月の中旬ならばこうなるのも宜なるかなではあります。季節を変えて再訪した甲斐はありました。

★温泉旅館 中野
弘前市百沢字高田80
0172-83-2345
800AM-2100PM
入浴料300円
泉質 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
泉温 49.8度
pH 6.9

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