日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2017(29)

2018-07-29 21:15:18 | 野球
予告通り神宮で東東京の決勝を見届けた後、身の回りの野暮用を片付けて七月最後の週末が終わりました。予定されていた4試合のうち、北大阪と岡山の決勝が台風の影響により順延されたため、本日は開幕以来最も少ない2試合の開催にとどまりました。明日残りの4試合が戦われ、38日に及んだ地方大会は終結する見込みです。

・第36日(7/28)
市尼崎は惜敗するも、奈良大付が延長戦の末に天理を下し、悲願の代表を勝ち取りました。ただし、六度目の挑戦で初の突破という結果が気になります。同じく六度目の挑戦で悲願を果たした霞ヶ浦が、その後再び呪縛にとらわれて、今季も見事なまでの返り討ちとなっただけに、来季以降の戦いぶりが俄然注目されるところです。

・第37日(7/29)
観戦にあたって未知数だったのは、都立校の決勝進出という事情がどのように作用するかでした。まず懸念したのは、そもそも球場に入れるのかということ、次に懸念したのは右も左も小山台への声援になりはしないかということです。というのも、歴代同点首位の地方大会決勝10連敗を喫してきた中、8度目の敗退を喫した相手は雪谷でした。それ以来15年ぶりとなる都立校の代表を待望する向きには、恰好の相手と見られかねないところだったわけです。しかし、それらはいずれも杞憂に終わりました。
現地に着くなり面食らったのは、去年の三倍ほどになろうかという長蛇の列ができており、三塁側は早くも満席との告知が繰り返されていたことです。しかし、列の長さに反して入場にさほどの時間はかかりませんでした。三塁側と左翼席が遠目に見るとほぼ満席、一塁側も同様で、右翼席が七割方の入りという見当だったでしょうか。つまり、数、声援のどちらについても決定的な違いまではなかったということになります。
片や13安打3四死球、片や11安打2四死球という数字はおおむね互角ながらも、内野安打7本に3盗塁を絡めて小刻みに加点した二松学舎大付に軍配が上がるという顛末です。序盤から集中打で大差をつけた去年のような迫力には欠けたものの、走力の違いが紙一重で勝敗を分けました。これで地方大会決勝は3連勝、霞ヶ浦とは対照的に、すっかり呪縛を打ち破ったかのような戦いぶりでした。

★東兵庫大会決勝(7/28)
 市尼崎0-2報徳学園
★奈良大会決勝(7/28)
 天理9-10x奈良大付(延長11回)
★東東京大会決勝(7/29)
 小山台3-6二松学舎大付

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