日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い北陸へ Returns二日目

2014-03-02 10:06:29 | 北陸
出発します。昨晩世話になったのは「ホテルフジタ福井」でした。閑散期ということもあって四千円台前半の宿が相当数ある中、別格ともいえるこの宿が同じ価格帯だったため即決した次第です。
県庁のある城跡とその脇の公園に接して聳え立つ様子は、当然ながらビジネスホテルとは全くの別物です。小洒落たソファが並ぶ広々したロビーも、飲食店、物販店、結婚式場を擁する館内も、同じく別格といった感があります。
もともと十分広いシングルルームが、200円の違いでさらに広くなるということで、迷うことなくこちらを選択。取り立てて豪華というほどではないにしても、窓回り、照明、ユニットバスといった、ビジネスホテルの多くが端折りがちなところを真っ当に造り込むのは、この手の宿に共通する特徴です。
朝食がこれまた秀逸でした。和洋一通りの惣菜に加えて温泉玉子に湯豆腐などの脇役も充実、さらには蟹雑炊とおろしそばで郷土色も演出されています。一度ではお盆に乗り切らず、二度三度に分けて取りに行くところは、釧路の「ホテルラッソ」と同様。すなわち、自身の知る限りでは最上級の朝食です。しかも、背丈より高い窓の外には小さな庭園が広がり、それを眺めつつ朝食をとれば、まことに優雅な気分になります。1100円の追加料金にやや躊躇はしたものの、出費に見合った価値は十分にありました。
これで宿泊料はそこらのビジネスホテルと変わらないのですから、空きさえあればここを選ばない手はありません。さすがと感服させられる充実ぶりでした。

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