日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in九州 - かもめ96号

2019-03-24 14:25:34 | 九州
宿に預けた荷物を引き取り駅へ移動。列車に乗り込み、最後にもう一度だけ外の空気を吸ったところで、出発信号機が変わりました。長崎を後に博多へ戻ります。
この列車のために開発された885系こと「白いかもめ」に対し、いわば「つばめ」のお古である787系による運用です。帰りも花形である「白いかもめ」に乗れればそれに越したことはありませんでした。しかし、これ以上遅くなると「三枡」へ寄るのに十分な時間が残りません。大分までの片道と合わせ、道中で既に三回乗ったこともあり、帰りは実をとりました。
下関に早く着けるだけでなく、他にもよいところがいくつかあります。臨時列車のため格段に空いているのが一つ。885系と違って遮光フィルムが貼られないため、車窓がより鮮明になることが一つです。もう一つの違いとして、振子式の885系よりも重量感があって乗り心地がよい点を挙げることができます。今でこそ脇役に甘んじてはいるものの、こちらもかつての花形には違いありません。「きりしま」とは一味違う、本来の性能を目一杯に使った走りは貴重です。老優の走りに身を任せつつ帰ります。

★長崎1346/かもめ96(9026M)/1553博多
コメント    この記事についてブログを書く
« 花見の旅in九州 - 天天有 | トップ | 花見の旅in九州 - ソニック39号 »

コメントを投稿