自転車を借りて鶴ヶ城にやってきました。花見の時期には何度も訪ね、去年は紅葉の最盛期にも訪ねています。しかし、よくよく考えると真夏の姿を知りません。今年は花見で行き損なったこともあり、一度訪ねておこうと思い立った次第です。
まず思ったのは「華がない」ということです。これは、桜と紅葉に匹敵する見所がないというだけでなく、文字通り花がないということでもあります。六月には紫陽花と花菖蒲、七月には蓮があるのに対して、八月といえば何かと考えても、向日葵以外に思いつくものがありません。朝顔が咲いているのを見て、なるほどこれがあったかと得心したものの、それも道端に一輪咲いているだけでした。あとは早咲きのコスモスがせいぜいでしょうか。そのような事情もあるのか、行き交う人もまばらな城址で蝉だけが鳴いています。戊辰150年を迎えたこの夏、「兵どもが夢の跡」の句を彷彿させる静けさです。
蝉時雨といっても一様ではありません。日が陰るとミンミンゼミが鳴き止むのです。か細い声でツクツボウシが鳴く中、風に吹かれた枯葉がはらはら舞い降りて、立秋まであと少しと実感させられます。
まず思ったのは「華がない」ということです。これは、桜と紅葉に匹敵する見所がないというだけでなく、文字通り花がないということでもあります。六月には紫陽花と花菖蒲、七月には蓮があるのに対して、八月といえば何かと考えても、向日葵以外に思いつくものがありません。朝顔が咲いているのを見て、なるほどこれがあったかと得心したものの、それも道端に一輪咲いているだけでした。あとは早咲きのコスモスがせいぜいでしょうか。そのような事情もあるのか、行き交う人もまばらな城址で蝉だけが鳴いています。戊辰150年を迎えたこの夏、「兵どもが夢の跡」の句を彷彿させる静けさです。
蝉時雨といっても一様ではありません。日が陰るとミンミンゼミが鳴き止むのです。か細い声でツクツボウシが鳴く中、風に吹かれた枯葉がはらはら舞い降りて、立秋まであと少しと実感させられます。
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