30分ほど電車に揺られて終点の岩峅寺に到着。着いた電車と駅構内を撮るうちに、同じく自社発注の14760形がやってきました。もちろん悪くはなかったものの、やはり文化財級の14720形にはかないません。結局見送り、折り返しの電車に乗ったところです。今日はこの編成ともう一本が線内を往復し続ける可能性が高いため、さらに一往復するにもやぶさかでなくなってきます。
ちなみに、折り返すことにしたのは、14720形にもう一度乗るという目的もさることながら、岩峅寺の駅を心ゆくまで観察したかったという理由にもよります。岩峅寺といえば、富山地鉄の中でも屈指の名建築である寺社風の駅舎が有名ですが、構内の造りも実に秀逸なのです。二路線が合流する手前にホームがあるのは稲荷町、寺田の両駅と同様ながら、ここでは駅舎に近い立山線が対向式、少し離れた上滝線が島式ホームとなっていて、それらのホームを結ぶ通路の木組みの屋根であるとか、昔のままの案内板といった細部の作りがよい味を出しています。
もちろん、主役の駅舎もしみじみ鑑賞せずにはいられない名建築です。入母屋破風の屋根と唐破風の車寄せが印象的な総二階の駅舎は木のサッシもそのままに残り、広い待合室の壁際には小さな座布団を並べた造り付けのベンチがあって、その前でストーブが燃えるという雰囲気も好ましいものがあります。しかも改札ラッチは木製というおまけつきです。隅々まで撮ったり鑑賞したりするうちに、小一時間の滞在時間はたちまち過ぎて行きました。
★岩峅寺1013/614レ/1045電鉄富山
ちなみに、折り返すことにしたのは、14720形にもう一度乗るという目的もさることながら、岩峅寺の駅を心ゆくまで観察したかったという理由にもよります。岩峅寺といえば、富山地鉄の中でも屈指の名建築である寺社風の駅舎が有名ですが、構内の造りも実に秀逸なのです。二路線が合流する手前にホームがあるのは稲荷町、寺田の両駅と同様ながら、ここでは駅舎に近い立山線が対向式、少し離れた上滝線が島式ホームとなっていて、それらのホームを結ぶ通路の木組みの屋根であるとか、昔のままの案内板といった細部の作りがよい味を出しています。
もちろん、主役の駅舎もしみじみ鑑賞せずにはいられない名建築です。入母屋破風の屋根と唐破風の車寄せが印象的な総二階の駅舎は木のサッシもそのままに残り、広い待合室の壁際には小さな座布団を並べた造り付けのベンチがあって、その前でストーブが燃えるという雰囲気も好ましいものがあります。しかも改札ラッチは木製というおまけつきです。隅々まで撮ったり鑑賞したりするうちに、小一時間の滞在時間はたちまち過ぎて行きました。
★岩峅寺1013/614レ/1045電鉄富山
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