日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

錦繍の飛騨を行く - 糸冬日シ帯在

2015-11-22 12:48:18 | 東海
必要以上に逡巡した挙句ようやく結論が出ました。本日は終日高山に滞在します。冴えない天候はどこへ行っても変わらない以上、ガソリンを焚いて延々走るより、ほぼ未体験の高山市街に腰を据えるのがよかろうと判断した次第です。アルファーワンから今夜の宿までわずか1.5kmを移動して、本日の走行は早くも終了となります。
はるばる車で来た以上、車がなければできないことをするのが順当であり、街に滞在するなら公共交通機関を使えば済む話です。しかし、都内から高山へ交通機関で行こうにも、北陸への経路に選べた周遊券ありし頃ならともかく、今や正規の運賃と料金を払う以外の手段がありません。加えて国鉄型車両も淘汰されてしまいました。結局無味乾燥な高速バスに頼るしかない以上、飛騨への交通手段は実質的に自家用車しかないわけです。そのような条件下で高山市街に滞在するなら、車を一日遊ばせるのも致し方ありません。
終日滞在するとはいっても、昨日の実績からすると、日中の実質的な持ち時間は長くとも三時頃まででしょう。心ゆくまで訪ね歩くというより、市街の全体的な位置関係を把握できれば上出来といったところではないでしょうか。腰を据えた真価はむしろ夜の部に発揮されると思われます。

なお、上記の通り、今晩世話になる宿へ先に移動してきました。二泊目の宿となるのはバイパスから少し離れた住宅街の中の旅館で、市街までは徒歩15分といったところでしょうか。連休中日に関しては宿泊事情に多少の余裕があり、市街のビジネスホテルも選べる状況だったものの、飛騨の小京都に泊まるからには和室を選ぶに越したことはありません。そのような中、素泊まり四千円台という渡りに船の宿があったため、こちらを選んだ次第です。
車を事前に置くことについて快諾してもらい、自転車もこちらで借りられたのは助かります。部屋には入らず出発しますが、年配の館主が営む小ぢんまりした雰囲気は上々です。先ほど朝食もお願いしたため、それを含めて楽しみにしています。

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