日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

終日のたりのたりかな

2011-02-26 16:13:45 | 酒屋
銚子の名店「酒のたかしま」に立ち寄ります。地酒が1に対して県外酒が3から4といった品揃えは関東の地酒専門店の標準といったところですが、古くから知られた銘酒、あるいは目下世間の耳目を集める人気銘柄よりも、むしろ通好みのする銘柄を多く揃えるのがこの店の特徴の一つです。東北から九州まで地域的な偏りが少ないのも特徴で、ざっと見渡しても近畿と中国が見当たらないといった程度ではないでしょうか。
酒屋探訪と酒場探訪には、字のごとく相通ずるものがあります。入り口では、広い店内に全国のありとあらゆる酒を並べた何でもござれの店に傾倒します。しかし、全国各地の様々な店を訪ね歩くにつれて趣向が変わり、品数はそれほどでもないものの、その土地の名もなき、しかし並々ならぬ愛情と情熱を込めて造られた酒を揃えた、店主の造詣の深さを感じる小さな酒販店に惹かれるようになります。この店はまさに後者の部類に属する店の一つです。

酒のたかしま
千葉県銚子市野尻町164
0479-33-2075
900AM-2000PM(日曜定休)

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