日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

海を渡って沖縄へ 2019 - こだま762号

2019-11-25 21:15:10 | 中国
広島で「のぞみ」を下りると、向かいのホームに500系の「こだま」が待機しています。この列車に乗り継げば、岡山で「サンライズ」に接続するという寸法です。
博多を素通りしてすぐに乗り継げば、同じく500系で運用される「こだま」に乗れ、岡山でもラーメンをすすれる程度の時間が残ると申しました。それを見送り福岡で一献傾け、なおかつ500系の乗車とも両立させる芸当が可能となるのは、30分後に500系の列車がもう一本出るからです。「こだま」が二時間以上かけて走る博多から広島までの区間を、「のぞみ」は一時間少々で駆け抜けるため、差の一時間が短縮されます。つまり計算上、一時間半後に出発しても、30分後に出たもう一本の「こだま」に広島で追いつけることになり、その時間を生かして一杯やったことになります。
500系に乗れる時間を二時間切り詰めたにもかかわらず、呑み屋に一軒寄れるだけともいえ、見方によっては損したような気がしないでもありません。そのようなことを考えてしまうのは、福岡に着くのが遅れたという事情によるところがあります。去年の場合、全区間500系で行こうにも、博多と岡山のそれぞれで、帯に短し襷に長しの半端な時間が残ったため、それらを集約の上「のぞみ」で浮く一時間も合わせ、福岡で一杯やっていくのが最善の選択でした。それが今回、500系にすぐ乗れる状況になったことで、博多を切ればあと二時間乗れたなどという結果論が浮上してきたわけです。
しかし改めて考えると、福岡に下り立ちながら完全に素通りするのも味気ないものがあります。今回の条件下でもなお、一杯やっていくのが自分にとっては最善の時間配分だったといってよいでしょう。もしあれ以上遅れれば、博多で呑む時間が残らないのはもちろんのこと、500系に乗る機会さえ逃していた可能性があります。どうにか両立できたのは幸いです。

★広島2106/こだま762(762A)/2217岡山
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