日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の能登を行く 完結編 - 魚の駅生地

2019-11-17 18:08:06 | B級グルメ
北陸からの帰り道に時間が押すという展開を、近年毎度のように繰り返してきました。生地で見届けるはずの夕日が新湊で早々と暮れ、今回も同様の展開に陥りつつあります。先ほどようやく生地に着いたところです。
最終的な帰着の時間もさることながら、それ以前に差し迫った問題がありました。漁港の直売所が閉まるまでに駆け込めるかということです。北陸道を飛ばそうにも、滑川から黒部の間がせいぜいで、あまつさえ乗り降りのためだけに10km余計に走らされます。ならば短縮効果などあってないようなものです。全区間一般道で前回とほぼ同じ経路をひた走りました。望みを捨てるにはまだ早い、さりとて間に合う見通しも立たないという緊迫した展開が最後まで続き、ようやく着いたのは時報の1分前です。早仕舞いされていても仕方はありません。先客が残っていればあるいはと、一縷の望みをかけて飛び込んだところ、幸いまだ開いていたという顛末です。
他のお客はもう帰っており、レジも締め切り売上金を数えているところでした。陳列箱には布が掛けられ、片付けもあらかた済んでいたようです。それをわざわざ開けてもらい、昆布〆二種と干物三種を押さえることができました。実はこちらへ来るに先立ち、新湊の直売所も一応のぞいてみたところ、前回同様規模の割にめぼしい品が見当たらず、やはり生地で買うしかないと考えて、車を走らせてきたという経緯があります。あと少しのところで逃していれば、後味の悪い結末になっていたかもしれません。もう終わったと断ってもよいところ、温情措置を講じてくれた計らいに感謝します。

★魚の駅生地 とれたて館
黒部市生地中区265
0765-57-0192
900AM-1800PM
水曜定休
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