日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国九州縦断ツアー 2016続編 - 長崎駅

2016-12-25 13:16:55 | 九州
浦上まで移動してきたことにより、帰りの列車にどこから乗るかという問題が浮上してきました。行きの列車を浦上で降りるのは、佐賀からの料金がわずか一駅違いで300円上がるからであり、博多まで戻るなら浦上から乗っても長崎から乗っても差はありません。全区間乗り通せる点と、着席を確実にする点では長崎からの乗車に利がある一方、すぐ乗れるという点では浦上に利があります。
ここで悩ましいのが連休最終日という特殊事情です。当然混むだろうとは予想されるものの、下り列車は佐賀から目に見えて空いてくるのが経験上分かっています。新大阪から先が混む帰りの新幹線と同様、佐賀までは余裕で着席できるのではないかという期待がありました。たとえば「ソニック」が大分から満席だったことは一度もありません。一時間に二本ある「ソニック」と、一本しかない「かもめ」の違いを考えても、始発から満席にはならないだろうと予想しました。その結果浦上からの乗車を選択したわけなのですが、楽観的な予想はものの見事に覆されました。
窓側が全て埋まっているのが車外からでも分かる上に、デッキにも立ち客が出ていたのです。通路側でよければ座れる可能性もあるとはいえ、二時間近い乗車なら好みの席を選べた方がよいに決まっています。交換する普通列車が頃よく滑り込んできたため、急遽そちらに乗り込み長崎駅へ移動してきた次第です。

これにより一時間遅れたことになりますが、結果としては怪我の功名でした。というのも、久々に来た長崎駅の雰囲気がよいのです。駅舎こそ駅なのか商業施設なのかも分からない代物に建て替えられたとはいえ、ホームは往年のままであり、古い上屋がよい味を出しています。頭端式のホームは旅路の果てを実感させ、隣にある留置線ではここでしか見られないキハ66と67が休憩中。その向こうに稲佐山が鎮座する眺めも秀逸です。それらを記録するうちに、小一時間の待ち時間はたちまち過ぎていきました。

★浦上1223/829M/1226長崎

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