会津か米沢かの二者択一で後者にしたのは、置賜での花見に注力するためだと申しました。その置賜では随一の、東北でも屈指の名所が赤湯の烏帽子山公園です。ここから後半戦に入ります。
俗に「みちのく三大桜」と申しますが、弘前はともかくとして、角館と北上についてはかねがね懐疑的でした。北東北の三県に限定するからそうなるのであって、東北六県で考えれば、弘前に迫りうるのは何といっても赤湯だろうと思うからです。弘前の桜が見事なのは、本数、枝振り、広さにおいて他を圧倒しているのもさることながら、眺めが変化に富んでいることではないでしょうか。そして、変化に富んだ眺めという点では、烏帽子山が角館と北上を大差で上回ります。ここを再訪したいというのが、今回会津を切ってまで訪ねた理由の一つでした。
ただし、一抹の不安があったことを白状しておきましょう。というのも、こことの相性が非常によろしくないからです。そして不安は的中してしまいました。満開と聞いていたにもかかわらず、今年も花は咲いていなかったのですorz
「散った」と言わないのは、そもそもどれだけ散ったのかが定かではないからです。これは、米沢の桜に比べて花がまばらで、そもそも散る花がないという現象を度々目撃してきたからに他なりません。
枝をよくよく観察すると、花が散った跡はたしかにあります。それすらほとんどなかった年のことも考えると、曲がりなりにも咲いて散ったのは事実のようです。ただ、米沢よりもやや遅れて開花したにもかかわらず、花がないばかりか花吹雪もほとんど舞っていないということは、最盛期より花が少なかった可能性もあります。順調に開花が進んだ今季、食害に見舞われたとは考えにくいのですが。
真相はともかく、咲いていないという目の前の事実が全てです。残念ながら、今季も烏帽子山の花盛りを見届けることは叶いませんでした。心底惚れ込んでいながら、何度行っても振られてしまう相性の悪さは、呑み屋でいうなら松本の「山女や」、あるいは静岡の「昇菊」のようとでもいえばよいでしょうか。
しかし、これらの二軒については、粘り強く通った末に、最近ようやく入れるようになってきました。それと同様、いつかは運が巡ってくることはあるのかもしれません。その可能性を信じつつ、来年も足を運んでみるつもりです。
俗に「みちのく三大桜」と申しますが、弘前はともかくとして、角館と北上についてはかねがね懐疑的でした。北東北の三県に限定するからそうなるのであって、東北六県で考えれば、弘前に迫りうるのは何といっても赤湯だろうと思うからです。弘前の桜が見事なのは、本数、枝振り、広さにおいて他を圧倒しているのもさることながら、眺めが変化に富んでいることではないでしょうか。そして、変化に富んだ眺めという点では、烏帽子山が角館と北上を大差で上回ります。ここを再訪したいというのが、今回会津を切ってまで訪ねた理由の一つでした。
ただし、一抹の不安があったことを白状しておきましょう。というのも、こことの相性が非常によろしくないからです。そして不安は的中してしまいました。満開と聞いていたにもかかわらず、今年も花は咲いていなかったのですorz
「散った」と言わないのは、そもそもどれだけ散ったのかが定かではないからです。これは、米沢の桜に比べて花がまばらで、そもそも散る花がないという現象を度々目撃してきたからに他なりません。
枝をよくよく観察すると、花が散った跡はたしかにあります。それすらほとんどなかった年のことも考えると、曲がりなりにも咲いて散ったのは事実のようです。ただ、米沢よりもやや遅れて開花したにもかかわらず、花がないばかりか花吹雪もほとんど舞っていないということは、最盛期より花が少なかった可能性もあります。順調に開花が進んだ今季、食害に見舞われたとは考えにくいのですが。
真相はともかく、咲いていないという目の前の事実が全てです。残念ながら、今季も烏帽子山の花盛りを見届けることは叶いませんでした。心底惚れ込んでいながら、何度行っても振られてしまう相性の悪さは、呑み屋でいうなら松本の「山女や」、あるいは静岡の「昇菊」のようとでもいえばよいでしょうか。
しかし、これらの二軒については、粘り強く通った末に、最近ようやく入れるようになってきました。それと同様、いつかは運が巡ってくることはあるのかもしれません。その可能性を信じつつ、来年も足を運んでみるつもりです。
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