選手権と選抜に比べてはるかに知名度は低いものの、11月の風物詩といえるのが、各地区の秋季大会覇者が一堂に会する明治神宮野球大会です。一昨日閉幕した高校の部を制したのは古豪高松商でした。初代選抜覇者の復活劇もさることながら、平成に入って以来選手権では3回、選抜でも2回、明治神宮大会では1回しかない公立校の優勝という点でも、古豪と公立校を依怙贔屓するこのblogにとっては特筆すべき出来事です。
私立勢の台頭と、大学全入時代の到来に伴う商業高校の退潮傾向により、四国各県に君臨してきた商業高校はことごとく弱体化し、春夏合わせて7度の制覇を誇る松山商など今や見る影もありません。そのような中、甲子園こそ二十年遠ざかってはいるものの、県大会で毎年上位に進出する高松商は、十分健闘してきたともいえます。とはいえ、わずか三十数校による県大会で二勝、三勝を挙げての成績であり、全く無名の我が母校でも今夏の地方大会では二勝を挙げています。しかも、代表校は今世紀の選手権で4勝15敗の惨憺たる戦績です。それだけに、狭い香川の上位に進出したところで、もはや覇権を争う次元でないのは明らかでした。
そのような中、大阪桐蔭、敦賀気比を連破しての制覇は天晴れというほかない快挙です。特筆すべきは内容的にも完勝だったことで、初戦の札幌第一戦と準決勝の大阪桐蔭戦は終始優勢を保って逃げ切り、決勝の敦賀気比戦は3点差で迎えた終盤に一挙8点を挙げての逆転勝利でした。池田、今治西、済美、明徳義塾を立て続けに破った四国大会での快進撃は本物だったということになります。「21世紀枠」なる注釈抜きで選抜に返り咲く初代覇者が、どのような戦いぶりを演じるかに注目です。
ついでに言えば、香川大会を制した小豆島は、結果として高松商に今秋ただ一つの黒星をつけたことになり、こちらも離島勢を依怙贔屓するこのblogにはふさわしい話題でした。高松商が明治神宮大会を制したことにより、来春の選抜で四国から最大四校が選ばれる状況となっただけに、一つ勝てば四強入りの四国大会で勝てなかったのが惜しまれます。
ただし、21世紀枠の推薦校には選ばれており、沖縄大会を制した八重山ともども、離島勢の甲子園出場の道は残されました。両校の他にも、秋田、上尾、柳井、小倉といった錚々たる古豪、さらには初代選手権代表校にしてその後百年遠ざかる三重四中改め宇治山田などが推薦校に名を連ねており、どこが選ばれるかについても楽しみです。
私立勢の台頭と、大学全入時代の到来に伴う商業高校の退潮傾向により、四国各県に君臨してきた商業高校はことごとく弱体化し、春夏合わせて7度の制覇を誇る松山商など今や見る影もありません。そのような中、甲子園こそ二十年遠ざかってはいるものの、県大会で毎年上位に進出する高松商は、十分健闘してきたともいえます。とはいえ、わずか三十数校による県大会で二勝、三勝を挙げての成績であり、全く無名の我が母校でも今夏の地方大会では二勝を挙げています。しかも、代表校は今世紀の選手権で4勝15敗の惨憺たる戦績です。それだけに、狭い香川の上位に進出したところで、もはや覇権を争う次元でないのは明らかでした。
そのような中、大阪桐蔭、敦賀気比を連破しての制覇は天晴れというほかない快挙です。特筆すべきは内容的にも完勝だったことで、初戦の札幌第一戦と準決勝の大阪桐蔭戦は終始優勢を保って逃げ切り、決勝の敦賀気比戦は3点差で迎えた終盤に一挙8点を挙げての逆転勝利でした。池田、今治西、済美、明徳義塾を立て続けに破った四国大会での快進撃は本物だったということになります。「21世紀枠」なる注釈抜きで選抜に返り咲く初代覇者が、どのような戦いぶりを演じるかに注目です。
ついでに言えば、香川大会を制した小豆島は、結果として高松商に今秋ただ一つの黒星をつけたことになり、こちらも離島勢を依怙贔屓するこのblogにはふさわしい話題でした。高松商が明治神宮大会を制したことにより、来春の選抜で四国から最大四校が選ばれる状況となっただけに、一つ勝てば四強入りの四国大会で勝てなかったのが惜しまれます。
ただし、21世紀枠の推薦校には選ばれており、沖縄大会を制した八重山ともども、離島勢の甲子園出場の道は残されました。両校の他にも、秋田、上尾、柳井、小倉といった錚々たる古豪、さらには初代選手権代表校にしてその後百年遠ざかる三重四中改め宇治山田などが推薦校に名を連ねており、どこが選ばれるかについても楽しみです。
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