日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

九州沖縄縦断ツアー 2016 - hinode

2016-10-28 21:02:45 | 居酒屋
来た道を引き返して那覇に戻りました。投宿して一風呂浴び、九時過ぎに一軒目へ入るという流れは申し分ありません。本日訪ねるのはhinodeです。
那覇の呑み屋の中でもとりわけ世話になってきたのが「八合一升」とここであり、二泊のうち一泊目を「八合一升」に、二泊目をこの店に充てるのが定着して久しくなります。よって、今晩この店を訪ねることについては迷いがありませんでした。ただし、一軒目にするかどうかについては迷いました。というのも、ここを最初に訪ねた場合、つい飲み食いしすぎて二軒目へ行く余力がなくなることが多いからです。そこで、まずは店先からのぞいてみて、十分な席があれば入り、混んでいれば二軒目、場合によっては明日に回すという方針を立てました。そして現地へ乗り込むと、カウンターの定位置が空いていたため、そのまま入るという結果です。

愛想を振りまくことを得意としない「八合一升」の店主に対し、こちらの店主は手慣れたものです。三点盛りの刺身を注文すると、切れ端の部分がおまけでつき、実質四点盛りになるのがここでの常だったところ、今日は鮪、ミーバイ、島タコの三点が盛られてきました。しかし、おまけはどうしたのかとこちらから聞くわけにも行かず、そのままいただこうとしたとき、差し出されたのはミーバイの皮を湯引きにして和えた小皿でした。マンネリ化するのを避けて、今回は趣向を変えてきたのでしょうか。その後に差し出された宮古の鰹の腹皮も肴には好適で、絶妙な客あしらいが酒を進ませます。
今回出色だったのが「大人のポテサラ」なる一品です。ポテト、キュウリ、人参、ハムを使ったてらいのない出で立ちながらも、柚子胡椒を使って辛口に仕上げられているのが特徴で、それでいながら柚子胡椒の風味はさりげなく、さわやかな辛さが癖になる味わいです。目の前では折しも仕込みが行われており、かなりの量の柚子胡椒が投入されています。最初は黒胡椒を使ったところ、ごく平凡な味になってしまったため、柚子胡椒を使うことを発案したというのが店主の弁です。さらにはカレーと同様、一晩寝かせた方がうまいという豆知識も。工夫の跡がありありと窺われる逸品でした。

hinode
那覇市牧志1-6-13 グリーンヒルハイツ1F
098-863-2332
1800PM-2400PM(LO)
水曜定休

オリオン
琉球王朝
三点盛り
自家製トーフ
大人のポテサラ
泡盛でじっくり煮込んだラフテー
カボチャとクリームチーズ

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