日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の九州へ 十日目

2012-10-08 01:54:26 | 四国
来島海峡大橋の通過を見届けたところで本日の全行程終了です。来島海峡の通過は少し変わっています。極端にいうなら右手の島影の向こうからしまなみ海道の主塔の明かりが見え始め、しかしそれは針路と全くの別方向で、本当にあそこを通過するのかと最初は半信半疑になります。ところが船はそこから右方向へ大きく舵を切り、島影から三連の吊り橋が姿を現すのです。中央にある来島第二大橋をくぐってしばらく進むと、今度は左へと舵が切られ、橋はさほどの時間もなく左後方の島影へと隠れていきます。橋をくぐるというなら、正面から来て後ろへ去るのが普通だというのに、ここでは右から来て左へ去るかのように景色が流れるということです。そんな光景を見届けると、瀬戸内を行く航海も一区切りついたという気がしてきます。
明日は大阪から出発地までの帰路につく正真正銘の最終日です。天候は言わずもがなの快晴と予想され、何となればあと一週間活動したいと何度も思いはするものの、無情にも移動中心の一日となります。そうすると無理して活動を詰め込むよりは、九州の余韻をそのまま持ち帰ろうという気が起こらないでもありません。しかし、目先の活動に全てを忘れて熱中してしまう自分の性格上、今日も夜の9時か10時に全行程を終え、そこから深夜走行で帰路につくといった展開になるでしょう。とりあえず、三連休の最終日の渋滞に巻き込まれる事態だけは避けたいため、名阪国道経由で粛々と先を目指して四日市のボトルネックをなるべく早めに通過してしまい、残り時間は近辺で活動して、あとは時間が許す限り温泉に寄るなり腹ごしらえをするなりして帰りたいと思っています。

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