列車の遅れによって青森での滞在時間が削られ、はしごするつもりだった寿司屋を一軒しか選べない状況となったとき、自分の選択は明確でした。昨日に続き「大黒寿司」で一献傾けます。
青森の寿司屋で呑むといえば、これまで愛用してきたのは「大黒寿司」と「一八寿し」の二軒であり、順当ならば本日は後者を選ぶところではあります。それにもかかわらず、昨日の今日で同じ店を選んだのは、寿司屋としてはともかく、酒を呑むにはこちらの方が好適だからに他なりません。寿司が主役、その他は脇役なのが寿司屋の常というところ、居酒屋同然の感覚で飲み食いできるこの店は、旅の終わりに一献傾けるにはおあつらえ向きなのです。そして、この判断は結果として誤ってはいませんでした。
まずは席に着くなり黒石の「亀吉」を所望したところ、品切れとの返答につき「龍飛」を注文。肴には、昨日隣客に出されていた真鱈子の醤油漬けを選びました。この真鱈子とお通しで一杯目が空いたところで「安東水軍」を所望すると、またしても品切れとの返答が。そこで「八甲田」を頼むと、お詫びのしるしと称して振る舞い酒が供されました。それも間に合わせの酒ではなく、「善知鳥」の大吟醸が、五酌の猪口になみなみ注がれるという気前のよさです。
さらに身欠き鰊を注文すると、今度は鰊漬けの皿が差し出されました。当然ながらこれで一気に酒が進み、三杯目、もとい四杯目には真打の田酒を燗で注文。すると注がれてきたのは山廃で、琥珀色のテリが昨日の純米とは明らかに違います。酒呑みのツボを押さえた気配りは心憎いばかりです。最後はいつものすしランチで締めくくり、三日間の汽車旅は有終の美で幕を閉じました。
★大黒寿司
青森市新町1-2-6
017-722-6480
1100AM-2200PM
祝日除く火曜定休
龍飛・八甲田・田酒
お通し
真鱈子醤油漬け
みがきにしん
しおから
すしランチ
善知鳥・にしん漬(おごり)
青森の寿司屋で呑むといえば、これまで愛用してきたのは「大黒寿司」と「一八寿し」の二軒であり、順当ならば本日は後者を選ぶところではあります。それにもかかわらず、昨日の今日で同じ店を選んだのは、寿司屋としてはともかく、酒を呑むにはこちらの方が好適だからに他なりません。寿司が主役、その他は脇役なのが寿司屋の常というところ、居酒屋同然の感覚で飲み食いできるこの店は、旅の終わりに一献傾けるにはおあつらえ向きなのです。そして、この判断は結果として誤ってはいませんでした。
まずは席に着くなり黒石の「亀吉」を所望したところ、品切れとの返答につき「龍飛」を注文。肴には、昨日隣客に出されていた真鱈子の醤油漬けを選びました。この真鱈子とお通しで一杯目が空いたところで「安東水軍」を所望すると、またしても品切れとの返答が。そこで「八甲田」を頼むと、お詫びのしるしと称して振る舞い酒が供されました。それも間に合わせの酒ではなく、「善知鳥」の大吟醸が、五酌の猪口になみなみ注がれるという気前のよさです。
さらに身欠き鰊を注文すると、今度は鰊漬けの皿が差し出されました。当然ながらこれで一気に酒が進み、三杯目、もとい四杯目には真打の田酒を燗で注文。すると注がれてきたのは山廃で、琥珀色のテリが昨日の純米とは明らかに違います。酒呑みのツボを押さえた気配りは心憎いばかりです。最後はいつものすしランチで締めくくり、三日間の汽車旅は有終の美で幕を閉じました。
★大黒寿司
青森市新町1-2-6
017-722-6480
1100AM-2200PM
祝日除く火曜定休
龍飛・八甲田・田酒
お通し
真鱈子醤油漬け
みがきにしん
しおから
すしランチ
善知鳥・にしん漬(おごり)
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