日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国九州縦断ツアー 2016続編 - 弥太郎うどん

2016-12-23 21:26:47 | B級グルメ
「源蔵本店」を切ってまで中洲へ乗り込んだにもかかわらず、「二度あることは三度ある」の諺通りになろうとしています。一軒目はうどん屋に飛び込むという予想外の展開となりました。
実は、今回福岡を再訪するにあたり、一抹の不安材料がありました。今回またも祝日に重なってしまったからです。ただし今回は金曜であり、なおかつ呑み屋にとってはかき入れ時の年末でもあります。日祝日休みの店も、今日に限って開いてはいないだろうかという期待がありました。ところが、開いていればまずここへ行こうと思って乗り込んだ「やす」が無情にも閉まっており、次いで訪ねた「一富」「浅草」についても同様でした。そこで一縷の望みをかけ、「さきと」に電話を入れたものの、残念ながら早仕舞いしたとの返答が。そうなるに至って目標を屋台に切り替え、天神まで足を延ばしてみたものの、以前世話になった店は満席で取り付く島がなく、他の屋台も観光客で混み合っており入りづらそうです。意中の店は閉まっており、なおかつ屋台は混んでいるという何とも歯痒い状況の中、無駄足を重ねるうちに意欲が削がれてきたとでも申しましょうか。発想を転換し、呑み屋以外の店にも選択肢を広げた結果、春吉の名物ともいうべきこの店が浮上してきた次第です。

国体道路の交差点に24時間営業の看板を掲げ、否が応でも目立ちやすいこちらの店、鋭角の敷地に合わせ、分厚い白木のカウンターも鋭角に造られており、頭上には「比翼鶴」の染め抜き暖簾が架かっています。角では麺を茹でる四角い釜が湯気を立て、短い辺には天麩羅を盛ったステンレスのバットが、長い辺にはおでん舟とおにぎり、稲荷の皿が鎮座していました。割竹を並べた壁には品書きの変額が架かるなど、年季の入った店内の雰囲気は上々です。
深夜になるとこの店が酔客で溢れ、地元客が天麩羅とおでんを肴に一杯引っかけ、最後にうどんをすすっていくと聞きました。とはいえその時間にはまだまだ早く、一人客が三々五々現れてうどんをすすっていくに過ぎません。こちらもうどんだけいただいて失礼します。しかし、本来ならばここも日曜祝日定休であり、前回訪ねたときは閉まっていました。臨時営業の恩恵にあずかることができたのは、せめてもの収穫といえそうです。

弥太郎うどん
福岡市中央区渡辺通5-1-18
092-761-4155
日祝日定休
丸天うどん420円

コメント    この記事についてブログを書く
« 中国九州縦断ツアー 2016続編... | トップ | 中国九州縦断ツアー 2016続編... »

コメントを投稿