糸冬了

ほどよいところで職場を引けるつもりが土壇場で問題が発生し、冷汗をかきつつどうにか修復。その後付き合いの席にも申し訳程度に顔を出して、只今ようやく帰宅しました。結局最後は大慌てになってしまうのですから、毎度のことながら要領の悪い人間です。しかし、気付かないまま出発していれば、後々とんでもない事態になるところだったのですから、ある意味幸運だったと思えばよいのでしょう。いまだ放心状態で安堵感に浸るような気分ではないものの、一時は休暇返上も覚悟しかけただけに、どうにか出発できる目処が立ったのはよいことでした。

さて、多少の紆余曲折はありながらも、桜前線を追って日本列島を北上する旅が今年も始まります。数日来高遠高遠と騒ぎ続けた通り、今回の行先は信州で、明日明後日の平日と土日を合わせた四日間の旅となります。4月1日という異例の早い開花となった高遠の桜ですが、そこからは多少歩みが鈍って今日満開となり、花吹雪は今のところ14日と予想されていて、結果としては見事なまでに花盛りと重なりました。その一方で当てにならないのが天候で、最新の予報によると、明日は昼前の短時間だけ晴れ、その後は夕方まで雨が降ります。金曜は朝方晴れてその後が曇。昨日まで好天と予想されていた週末は、土曜が曇時々晴、日曜が曇時々雨と一変してしまいました。
仮にこの予報が的中するなら、初日は天候のよい時間を見計らって高遠と周辺の名所をめぐり、翌日は日の出と同時に伊那近辺をもう一周して、三日目に松本と安曇野を訪ねるのが順当でしょう。天候不順が予想される四日目は、上田と小諸を通って帰路につくのがせいぜいでしょうか。もっとも、昨日と今日とで天気予報が大分様変わりしていることを考えると、日が経つにつれて現在の予報もどうなるか分かりません。天候が最終日まで持ちこたえてくれるなら、「日本三大夜桜」の一角に数えられる高田公園まで足を延ばすという拡大策も視野に入れています。天候と開花状況を注視しつつ、臨機応変に動くつもりです。

とりあえず、中央道経由で諏訪か伊那まで走るのが最初の一仕事になります。早く切り上げられれば、四時前に出発して七時までには高遠へ乗り込むところだったのですが、帰宅がこの時間では少々厳しいかもしれません。平日だけに一刻を争うわけではないので、見物客が増え出す前の八時か九時頃に着ければよいといったところでしょうか。
なお、今夜は乾杯程度にとどめておりますので念のため…