日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の九州へ 2013

2013-11-01 18:48:53 | 九州
熊本で呑みたいという悪魔のささやきを振り切り、再び新幹線に乗って鹿児島へ向かいます。教祖おすすめの「瓢六」を再訪したかったのですが、天文館と引き替えにすることまではできませんでした。
もっとも、今回見送ったからといって、「瓢六」が天文館の呑み屋に劣っているとは思いません。根本的な理由は酒の違いです。というのも、清酒文化圏と焼酎文化圏の狭間にある熊本、長崎、大分の三県は、地の酒を選ぼうとしたとき非常に中途半端なのです。酒と肴と居心地を楽しむのが酒場めぐりの楽しみだとすれば、「酒」だけが画竜点睛を欠いているわけです。
このように、熊本の呑み屋に必ずしも不満があったわけではなく、鹿児島がそれ以上に魅力的だったといった方が正確ではあります。しかも熊本がとりわけ不利なのは、新幹線に乗れば福岡にも鹿児島にも一時間弱で到達できてしまうことです。九州の双璧に挟まれては、素通りにならざるを得ないのも致し方のないところでしょう。
このような環境からして、次に熊本で呑む機会がいつ巡ってくるかは未知数ながら、いつの日かあのおでんと馬肉を肴に一献傾けたいものです。また来年…

★熊本1845/さくら563(563A)/1942鹿児島中央

コメント    この記事についてブログを書く
« 色づく秋の九州へ 2013 | トップ | 色づく秋の九州へ 2013 »

コメントを投稿