続いては四ツ倉駅を訪ねます。切妻の木造駅舎は草野と同様ながら、ここの駅舎の特長は間口の広さにあります。高さと奥行きには大差がないのに対して、間口はざっと二倍にはなるでしょうか。右側にはかつて団体用の出入口だったであろう庇が張り出し、その下には海水浴場の歓迎板が掲げられていて、大勢の乗客で賑わった古きよき時代が偲ばれます。
唯一惜しまれるのは、この駅舎の全景をまともに撮る術がないということです。とにかく間口が広いため、十分な引きが要るにもかかわらず、駅舎の前を車道が横切り、歩道とガードレールで区切られる上に、タクシーが常時横付けされているため、それらが障害物になってしまうのです。
そこでやむなく選択したのは、歩道に張りつくように立ち、広角レンズでかなり斜めの角度から撮る方法でした。あくまで苦肉の策であり、およそまともな構図とはいえませんが、それでもこの状況下ではあながち悪くありません。空を覆った雲間から西日が射し、駅前に立つ冬枯れの木が影絵になって、佇まいを意外なほどに引き立てています。もし晴れていれば完全な逆光であり、全く撮影にはならなかったでしょう。順光では作画の強引さがあからさまになっていたかもしれません。結果としてはこれでよかったということにしておきましょう。
唯一惜しまれるのは、この駅舎の全景をまともに撮る術がないということです。とにかく間口が広いため、十分な引きが要るにもかかわらず、駅舎の前を車道が横切り、歩道とガードレールで区切られる上に、タクシーが常時横付けされているため、それらが障害物になってしまうのです。
そこでやむなく選択したのは、歩道に張りつくように立ち、広角レンズでかなり斜めの角度から撮る方法でした。あくまで苦肉の策であり、およそまともな構図とはいえませんが、それでもこの状況下ではあながち悪くありません。空を覆った雲間から西日が射し、駅前に立つ冬枯れの木が影絵になって、佇まいを意外なほどに引き立てています。もし晴れていれば完全な逆光であり、全く撮影にはならなかったでしょう。順光では作画の強引さがあからさまになっていたかもしれません。結果としてはこれでよかったということにしておきましょう。
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