日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2021 - さろまにあん

2021-11-02 18:30:48 | 北海道
通行無料の旭川紋別道をあえて避け、先行車皆無の国道333号線をひた走りました。遠軽の市街に入らずなおも走り、佐呂間への道道を経て海沿いへ出たところに今夜の宿があります。旭川から180km走ったところで打ち止めです。さろまにあんの世話になります。
出発前に考えていた行程は、釧路に二泊、オホーツクに一泊するというものです。オホーツクではこちらの世話になるつもりでした。しかし、あいにくの雨に祟られて、道東編を短縮し、道央で回復を待つという戦術に切り替えたことについては既報の通りです。どこを切るかと考えたとき、出てきた答えは釧路を一泊限りにするというものでした。オホーツクで一泊するという構想は、釧路に比べなじみの薄い一帯を旅するという目的があってのことに他なりません。天候に全く期待できなくなった状況において、オホーツクへ行くべき理由の大半は失われたということになります。それでも釧路を切ったのは、この宿の存在によるところが少なからずありました。旭川のサンホテルと同様、こちらに泊まること自体が必須の行程だったわけではありません。しかし、近くへ来たなら寄っていきたいと思わせるものがここにはあります。たとえていうなら、札幌の「ふらの」のような存在とでも申しましょうか。一年ぶりに再訪できたことを幸いに思います。
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