日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2021 - 江部乙駅

2021-11-05 16:03:20 | 北海道
旭川への名残惜しさを感じつつ、国道12号線を南下してきました。江部乙駅に立ち寄ります。
国鉄時代の木造駅舎が今なお残る貴重な駅の一つです。しかし、毎回立ち寄る光珠内とは対照的に、こちらを訪ねるのは久々です。旭川への行き来に際して何度も通過してはいるものの、強い逆光だったり暗くなった後だったりして、条件が全く噛み合わなかったのです。しかし今回は、旭川を出た直後から雲が西日を遮るようになりました。これなら絵になるかもしれないと見て訪ねると、陰影のある空を背に目当ての駅舎が佇んでいたという顛末です。縦長の窓をいくつも並べ、屋根の上に煙突を置いた出で立ちが北海道の駅らしく、広い待合室には本線の駅としての風格が感じられます。折しも下りの貨物列車が入線し、特急を退避してから走り去りました。旅情を誘う一幕でした。
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