日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 2018 - 三代小学校

2018-04-21 10:48:51 | 東北
峠を越えて郡山市に入りました。トンネルを抜けた先にまだ開花したばかりのソメイヨシノがあり、さらに走って集落にさしかかると、今度は見事な桜の木々が。再び国道をそれ、その木々がある方へ向かうと、突き当たりにある小さな寺の境内を満開の桜が囲んでいました。
やがて気付いたのは、境内と思っていたのが実は校庭らしいということです。そうと分かったのは、寺が一段高いところにあり、桜はその手前にある広場を囲んでいて、いかにも校舎らしい建物が広場の脇にあるからです。ただし、「校庭らしい」「校舎らしい」だけであって、やや雰囲気が違うことにも気付きました。おそらくここは小学校の跡地でしょう。その予感は的中し、桜の下にはかつての校門が移設され、傍には「三代小学校閉校記念碑」なる石碑が建っています。
廃校というと思い出すのが、永泉寺の桜から小沢の桜へ向かう途中にあった木造校舎です。その校舎は跡形もなく取り壊され、校庭を囲んでいた桜だけが残りましたが、雰囲気には相通ずるものが感じられます。あちらに立ち寄れなかった今季、このような形で埋め合わせができるとは思いませんでした。

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