日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

関東一円はしご酒 2016秋 - 感想戦

2016-09-17 13:49:36 | 関東
数日来の天候と連休中の予報から、何の期待もしていなかったはずが、いざ蓋を開ければ夏が戻ってきたかのような晴天です。これなら先日の構想通り、日帰りで信州へ行く手はありだったかもしれません。しかしそれ以上に強く後悔していることがあります。「三連休乗車券」改め「三連休東日本・函館パス」を使えばよかったということです。

今更ながら思いついた手順とは、まず日帰りで仙台に行き、明日の夕方に再出発して会津に宿泊、最終日に新潟を通って帰るというものです。つまり、中日と最終日についての着想はよかったものの、初日の使い道が悪手だったことになります。
仙台に泊まるのが至難の業であることについては以前も述べた通りであり、ましてや三連休の初日では取り付く島もないのは明らかです。しかし、日帰りにすることで宿泊事情という唯一最大の問題点を回避し、前回の活動で積み残した仙石東北ラインなどに乗った上で、日祝日休みの店でも呑むことができました。近場の日帰りと「週末パス」の組み合わせも悪くはないものの、三連休を最大限に生かせるのは明らかに「三連休東日本・函館パス」です。

実は、中日の野暮用は半年以上も前から決まっていて、これをどう乗り切るかについては散々頭を悩ませてきました。その中で「三連休東日本・函館パス」の利用も検討したことがあります。具体的には、初日に日帰りで仙台に行き、翌日は夕方に出て津軽に一泊、最終日に現地で一日活動して帰るという構想でした。しかし、津軽に一泊二日というのはいかにも短く、結局断念して中日の泊地を会津にするという結論に至ったわけです。結果としては、この決断が一つの分かれ道でした。
津軽へ行くなら「三連休東日本・函館パス」以外の選択肢が事実上存在しない一方で、会津へ行くなら「週末パス」が利用できます。「週末パス」の使い道としても、初日に日帰りで信州へ行き、中日から汽車旅に出るという形で完全に分離する手もあれば、まず車で米沢へ行き、そこからの一時帰京の手段として「週末パス」を使うという手も考えられます。このように選択肢が何通りにも分かれた結果、最善の手を見失ったというのが実態なのでしょう。
車での活動を交えるという発想に縛られてしまったのも敗因の一つです。そのようになったのは、佐久のコスモス街道に行きたいという考えがあってのことでした。もちろん、今行かなければ意味がないコスモス街道と、新幹線に飛び乗ればいつでも行ける仙台なら、当然前者を優先すべきところではあります。しかしこれは初日が晴れることを前提にしており、好天が期待できなくなった時点で仙台が再浮上して然るべきでした。ところが代替案として浮上してきたのは、同じく車を使って米沢に行くというものでした。その米沢が頓挫した時点でも、やはり仙台が再浮上することはなく、横浜、大宮などというおざなりな選択肢しか浮かびませんでした。いずれの時点でも気付けなかったのが直接の敗因ですorz

こうして振り返れば理路整然と説明でき、あたかも将棋の感想戦のようです。しかし、三連休が分断されるという難局の中、移り気な秋の空にも振り回され、どうしても最善の手を導くことができませんでした。
将棋と違うのは、まだ終局したわけではなく、中日と最終日が残っているということです。初日についても終わったわけではありません。少しでも挽回すべく、今から大宮へ行ってきます。赤羽で一杯やっていきたいのはやまやまながら、既に時間も遅く、現地での持ち時間が限られてしまうため、往路は素通りでもよかろうと考えています。もちろん帰り道にはどこかで一献傾けるつもりです。

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