跡形もない中徳富の駅跡を確認後、終点の新十津川に着きました。札比内と同様に一部が取り壊されてはいるものの、防雪林を背にして建つてらいのない切妻屋根の木造駅舎がよい味を出しており、コスモス畑となった駅前の雰囲気も好ましいものがあります。コスモスだけでなく花壇には様々な花が植えられ、駅舎へ向かって右側には10月にもかかわらず花盛りの紫陽花が。対する左隣には「のびのびぼくじょう」と名付けられた一角があり、三頭のポニーが昼寝中です。改札口にはモールで飾った歓迎の看板が掲げられ、列車の写真と木彫りの置物で飾られた待合室に、清々しい秋風が吹き込んできます。癒しの空間に誘われたか、同業者とは思われない見物客が時折やってくるのも印象的です。とうとう一日一往復に減便され、存続が危ぶまれているこの駅ですが、地元の人々の駅に対する愛着は何一つ失われてはいませんでした。
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