全国津々浦々をさすらい歩いているように見えながら、実は滅多に足を踏み入れない場所というのが少なからずあります。離島は仕方ないとしても、意外な穴となりやすいのが半島で、能登半島に紀伊半島など、旧国名を冠するほどの半島でありながら、腰を据えて滞在したことがほとんどありません。本日の晩酌に登場するのはそれほどまでになじみの薄い能登の酒、「白壁屋九代目」です。
自分が輪島を訪ねたのは、後にも先にも一度きりのことです。早春の夜、今はなき輪島駅に降り立ったのも束の間、着いた列車で引き返してしまったというのがそのときの顛末でした。どんなところだったか振り返ろうにも、国鉄型の古い気動車と、残雪が積もった駅の構内以外は残念ながら記憶にありません。甘美な味わいの酒を酌みつつ、ラベルに書かれた「鳳至町上町」なるゆかしい地名を眺めては、どんな町かと思いを馳せる師走の一夜です。
★白壁屋 九代目
白藤酒造店(石川県輪島市)
精米歩合 55%
アルコール分 17度以上18度未満
神奈川県横須賀市 掛田商店にて購入
自分が輪島を訪ねたのは、後にも先にも一度きりのことです。早春の夜、今はなき輪島駅に降り立ったのも束の間、着いた列車で引き返してしまったというのがそのときの顛末でした。どんなところだったか振り返ろうにも、国鉄型の古い気動車と、残雪が積もった駅の構内以外は残念ながら記憶にありません。甘美な味わいの酒を酌みつつ、ラベルに書かれた「鳳至町上町」なるゆかしい地名を眺めては、どんな町かと思いを馳せる師走の一夜です。
★白壁屋 九代目
白藤酒造店(石川県輪島市)
精米歩合 55%
アルコール分 17度以上18度未満
神奈川県横須賀市 掛田商店にて購入
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