日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 2014Part2 三日目

2014-09-21 17:55:25 | 東北
その後五時前の貨物を見送ったところで列車撮影を切り上げ、夕日が見られる場所を探して移動。五時半を目前にして、岩木山の左の裾野に日が沈んでいきました。先日滞在した道央でも、日没は六時近くだったことを考えると、津軽で五時半とは随分と早いような気がします。「秋の日は釣瓶落とし」とはよくいったものです。日没に追いまくられるような切迫感こそまだないものの、日没間際の日差しの弱々しさは、まさに秋そのものといった感がありました。

終わってみれば、今日も日がな一日列車を追いかけて日が暮れました。明日も今日並みに晴れてくれれば、今日全く手が回らなかった弘南鉄道を撮るつもりです。その結果、夜は半ば自動的に弘前三連泊となります。そうすると問題になるのが、最終日となる明後日の使い道です。
経験上、津軽から一日で自走して帰るのは、不可能とはいわないまでもかなりの冒険です。二度目の一時帰京をして中三日で舞い戻るという流れは、これでほぼ出来上がりました。しかしながら、弘前から秋田方面へ南下しようとすると、単調な移動の時間が長くならざるを得ず、一時帰京の手段も秋田新幹線となるため、青森から帰るよりもかえって時間が要ります。なまじ南下をするよりも、最後まで青森で完結させた方が、一時帰京をする上では何かと便利なのです。津軽ならば活動の題材には事欠かないため、今回は青森で完結させる方向に大きく傾いてきました。

この後は一風呂浴びてから弘前市街に戻ります。現在の気温は昨日よりも少し高めの18度、Tシャツ一枚でもさほどの肌寒さを感じません。北海道滞在中に引き続き、今夜も絶好のキャンプ日和です。しかし、どことなく内地離れしていた南部地方から眺めは一変し、北海道の名残は完全に消え去りました。昨日まであれほど見かけた赤トンボも、今日はそれほど見かけなかったような気がします。一口に青森といっても、津軽と南部は全くの別世界です。

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