日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2016 - 抜海港

2016-09-28 18:10:24 | 北海道
延々50km近くを無停車で快走し抜海港に着きました。日没から一時間近くが経とうとする時刻ながら、西の空にはまだ残照があります。それを一望する岸壁から投稿しているところです。

道道106号線というと、滑走路のような一直線の道が印象的ですが、今日ある程度明るいうちに走って思ったのは、それが表面的な理解に過ぎないということです。
今日走った北方向についていうと、たしかに最初はどこまでも平坦で一直線な道が続きます。しかし、利尻島の影が近付くにつれて右手にある原野も次第に狭まり、視野が次第に狭まっていきます。やがて利尻島の右側に礼文島の影が現れ、さらに走っていよいよ利尻島が真横になろうとする頃、右にあった原野が完全に尽きます。そこからは海岸段丘に沿った起伏のある線形に変わり、さらに進むと今度は左の前方に抜海から野寒布岬へ続く明かりが見えてくるという展開です。車窓にも線形にも起承転結があり、一瞬たりとも退屈することはありませんでした。日中に逆方向へ走れば、当然全く違う眺めになるでしょう。明日の走行も楽しみです。

現在の気温は14度、結局今日は一度も20度に達しませんでした。風もあるため体感温度は数字以上に低く、日中は長袖、日が暮れてからはさらに雨合羽を羽織っています。無風ならともかく、この条件でキャンプをするのは相当厳しいでしょう。幸い昨日世話になったライダーハウスに再び泊まれることになったため、これから市街へ向かいます。

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