日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

切ない結果

2020-04-26 17:05:03 | 旅日記
棒に振るのが確定的な大型連休の埋め合わせを目的に、足止めを喰らってからは休みを週一日に抑えてきました。事実上使い物にならない休日を返上し業務に充て、その分代休を稼いで、ここぞというときに注ぎ込もうという算段です。しかし、迷うことなく決断できた直近の二週と違い、今週末は悩ましいものがありました。土日がいずれも晴の予報だったからです。
昨日が雲一つない快晴だった時点で、土曜を返上するという選択はなくなりました。しかし、翌日も晴れるとすれば、むざむざ棒に振るのが惜しくなるのは人情というものでしょう。そこで閃いたのは、もし晴れれば半日だけ休むという折衷案です。前半を休む形にすれば昼過ぎまで猶予ができます。日の出がますます早まっていることも考えると、実質的には半日以上の効果が出てくるという寸法です。そのような皮算用を秘めながら迎えた日曜ではありましたが、蓋を開ければ何とも切ない結果でした。薄雲が広がり日が陰りがちな空模様を見て、一日返上する決断をしたところ、その直後から晴れてきたのです。
とはいえ、悔しくて仕方がないというほどでもありません。この状況では近所の公園を散歩するのがせいぜいだからです。それなら先週したことと比べても大差がありません。空の青さと遠景の鮮明さも先週には及びませんでした。わずかとはいえ格落ちの条件なら、そこまで惜しむ必要もないでしょう。
それに加えてもう一つの事情があります。ありとあらゆる集客施設が休業に追い込まれ、人々の行き場がますます失われてきた中、今度は公園が混み始めたのです。お上のいう「三密」には全くあたらないものの、先週の時点で既に、人出の多さにやや興ざめする場面はありました。あの状況でもう一度同じことを繰り返すより、今日については皆様方にお譲りし、業務に充てた方がよかろうという判断です。
とはいえ、雲一つない青空を、自室の窓から眺めるのは歯痒いものがありました。晴の予報が出た日については、半日でも休んだ方がよいのかもしれません。今後に向けての教訓とします。
コメント    この記事についてブログを書く
« 四谷赤坂麹町 - おく谷 | トップ | 四谷赤坂麹町 - あたぼう鮨 »

コメントを投稿