日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北陸縦断花見の旅 - 兼六園

2018-04-02 16:40:36 | 北陸
西日が次第に傾く中、兼六園にやってきました。前回の花見で印象的だった場所として、切手門、浅野川と惣構を挙げましたが、兼六園についてはそれほど印象がありません。入口の周囲の桜が満開だったのは確かながら、園内がどうだったかがほとんど記憶にないのです。久々に再訪してみてその理由が何となく得心できました。一言でいうなら、庭園としての秀逸さが、必ずしも花見の名所たり得るための条件にはならないということです。
園内の開けた場所に立派な松の木が植えられ、それに混じって桜があるというのが全体の雰囲気です。この松があまりに立派すぎ、桜が埋もれてしまうのに加え、背景としても単調になりがちなのが、今一つ様にならない理由なのでしょう。桜の点景として見た場合には、やはり庭園よりも城の方が勝っていると実感しました。金沢城に比べて人通りも多く、足を止めてしみじみ観賞したいと思う雰囲気ではありません。深入りせずに切り上げて、残った時間で浅野川を訪ねます。

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