日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 2016完結編 - 官庁街通り

2016-04-29 17:41:46 | 東北
十和田に寄ったのはバラ焼のためだけではなく、上北地方随一の桜の名所、官庁街通りを訪ねるためでもありました。
読んで字のごとく、市役所を始めとする官公庁が建ち並ぶ通りです。西へまっすぐ延びる通りの両側に続く、石畳を敷いた広い歩道と立派な松並木、桜並木が美しく、日本の道100選と街路樹100景に列せられた名所でもあります。
七戸の状況から予想できたことではありましたが、桜はますます散っており、葉桜同然の状態です。しかし、見頃こそ逃したものの、この時期に再訪したからこそ気付いたこともあります。官庁街の南側に競技場と野球場があり、そこにも見上げるようなソメイヨシノの大木が林立していることです。あと二、三日早ければ、さぞや見事な光景が広がっていたのでしょう。
しかし、二、三日前といえば弘前の桜が散り際の最高潮を迎えていた頃です。最盛期が弘前と完全に重なる以上、あちらを差し置いてまで来ることができるかといえば、実際の問題としては難しいものがあります。そうだとすれば、散った後の姿から花盛りを想像できれば十分なのかもしれません。折しも雨が上がって空が晴れ、街路樹の隙間から淡い夕日が射し込む様子を眺められたのは幸いでした。

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