日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

明かり煌めく仙台へ 2020 - ホテルモントビュー米沢

2020-12-30 08:21:43 | 東北
長岡、若松、米沢の順に駒を進めてきましたが、宿については他と比べるまでもなく即決してきました。昨晩世話になったのはホテルモントビュー米沢です。
今回は久々に朝食をいただきました。素泊まりで済ませるつもりが、予約サイトで押さえるとき、手違いにより朝食付のプランを選んでいたのです。この朝食が進化していました。以前いただいた朝食は、最上階のレストランで一人前ずつ提供されるものでした。当時は無料だった中町フジグランドホテルの朝食と比べても大差のないもので、料金に見合った価値まではないというのがそのときの印象でした。それが今ではバイキングに変わり、会場もロビー階のレストランに移っていました。法華クラブに比べると見劣りはするものの、品数豊富で多くの品が手作りと見受けられ、かつての朝食との違いは歴然としていました。しかも感心させられるのは、全ての品を小皿に取り分け、一つ一つにラップをかけていることです。感染症対策なのは明らかとしても、これほど徹底している例は自分の知る限り他にありません。
ここまでするなら、かつてのように一人前ずつ提供した方がよかろうと最初は思いました。しかしその理由の一端を知ることになります。利用客の多くは学生風の青年で、客層がビジネスホテルのそれとはやや違いました。その青年らと客席係のおばちゃんによる会話から分かったのは、当館が合宿制の教習所の宿舎になっているらしいということです。次代を担う若者に、朝から満腹になってもらうため、手間のかかるバイキングをあえて維持しているということなのかもしれません。かつてない苦境の中でも、精一杯のことをしようという気概は天晴れです。
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