昨晩までは西濠の桜がそこそこ絵になりました。今やそれすら見納めです。小高い土手の上に並んだ遅咲きの木々でさえ、今朝眺めたときには遠目に見ても散っていました。あの後も風に吹かれ続けた以上、もはや期待すべくもありません。しかし、あらかた散ってから着いて、しばらく滞在するという経験を繰り返し、それでもなお絵になる桜がどこにあるかを、身体がいつしか覚えていました。市民広場の八重紅枝垂、二の丸の山桜と八重桜、ピクニック広場にある山桜など、数少ない見頃の木をしみじみ鑑賞し、第四夜もなんだかんだで小一時間消費するという結果です。前夜まではそこそこいた見物客も、今夜は一転皆無に近く、兵どもが夢の跡とでも形容すべき淋しげな公園が印象的でした。
着いたときの華やかさこそもうないものの、しみじみ名残を惜しむにはむしろ好適ともいえます。今のところ、明晩まで滞在して締めくくる予定です。
着いたときの華やかさこそもうないものの、しみじみ名残を惜しむにはむしろ好適ともいえます。今のところ、明晩まで滞在して締めくくる予定です。
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