日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

離島で過ごすクリスマス 三日目

2011-12-25 18:30:04 | 温泉
9時の位置まで走ったところであたりがようやく暗くなりました。福江へ戻る県道との分かれ道に、渡りに舟の温泉があるため立ち寄ります。訪ねるのは荒川温泉の公衆浴場です。
男はつらいよ 純情篇」の舞台となった玉之浦への渡船が出る荒川の集落に位置するのが、本土最西端といわれるこの温泉です。漁港のそばの国道沿いのこぎれいな建物は円筒形のファサードを持ち、館内は公衆浴場らしく番台と脱衣所、そして浴場と、必要最小限のものがまとめられた造りになっています。内湯のみの浴場は飾り気がなく質実剛健とした設えで、円筒の外観通りに弧を描いた大きめの浴槽に、無色透明無味無臭の源泉が滔々とかけ流されます。強風に吹かれて芯まで冷えた身体に、熱いお湯がしみわたってくるようです。

★荒川温泉公衆浴場
長崎県五島市玉之浦町荒川郷
900AM-2030PM(火曜定休)
入浴料300円
泉質 ナトリウム-カルシウム塩化物泉(低調性弱アルカリ性高温泉)
泉温 66.5度
pH 7.7
湧出量 222L/min(自噴)

コメント    この記事についてブログを書く
« 離島で過ごすクリスマス 三日目 | トップ | 離島で過ごすクリスマス 三日目 »

コメントを投稿